木造の賃貸物件は音漏れしますか?RC造との比較や防音対策を教えて!|教えてAGENT

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木造の賃貸物件は音漏れしますか?RC造との比較や防音対策を教えて!

           

木造の賃貸物件は音漏れしますか?RC造との比較や防音対策を教えて!

一般的な相場と比べ、家賃が安価であることが多い木造物件。家賃を理由に物件を決めたのはよいものの、隣人の生活音や道路を通る車の音がうるさくて眠れない…なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。今回は、木造が音漏れしやすい原因と自分でできる防音対策についてご紹介します。

なぜ木造物件は音漏れしやすいのか?

RC造との違い

物件の防音性について話す際、木造とよく比較される対象としてRC造があります。RC造とは「Reinforced Concrete」の略で、鉄筋コンクリート造のことです。一般的にRC造と木造で同じ壁の厚さであった場合、木造のほうがRC造より防音性が低く音漏れしやすい傾向があります。なぜなら木造はRC造と比較して壁の中に多くの空洞があり、空洞を通して音が伝わりやすくなっているからです。

軽量鉄骨造との違い

軽量鉄骨造とは鉄骨造の一種です。建物の骨格に鉄骨を用いるものを鉄骨造と呼びますが、用いる鉄材の厚みが6㎜以下のものを軽量鉄骨造と呼びます。軽量鉄骨造で作成された壁は木造の壁より防音性は高いですが、RC造の壁より防音性は低く、木造とRC造の中間的な扱いとなっています。

木造でも防音性に差はあるのか?

パイプシャフトについて

上下水道やガスの配管を通すために、壁の中に確保されているスペースのことをパイプシャフトと呼びます。パイプシャフトの中に水道管が通されているため、水道管の中を水が通過する際にどうしても水音が発生してしまいます。木造建築の場合、壁自体の防音性が低いため、寝室のように静かで音が響きやすい環境の壁にパイプシャフトが通っていると、水音が壁越しに聞こえてしまい、眠りを妨げてしまう可能性があります。

遮音材について

木造の壁の中には空洞が多く存在し、防音性が低くなっている原因の一つであることは説明いたしました。この空洞の中に遮音性の高いグラスウールやロックウールなどの遮音材を充填することで、木造であっても防音性を高めることができます。同じ木造であっても空洞を遮音材で埋めてあるかどうかで防音性に大きく差が出てきます。

サッシについて

道路などの騒音は主に窓越しに室内に伝わってきます。そのため防音性の観点から、窓及びサッシは非常に重要な要素となってきます。例えばサッシが1重であるのか2重となっているのか、窓ガラスが防音対策の施されたものであるか否かといった違いで、遮音性に大きな差が出てきます。窓ガラスが薄くサッシが1重の場合、遮音性は低く外の騒音が伝わってくるでしょう。

自分で簡単にできる防音対策とは?

窓にできる防音対策

道路からなどの騒音は主に窓越しに伝わってくるというのは先に述べたとおりです。窓越しの騒音への対策として、各サッシメーカーが販売しているサッシを2重にするためキットを利用し、サッシを2重にすることで遮音性を高め、個人でも簡単に防音対策をすることが可能です。同時に窓ガラスも防音性の高いものを利用することで相乗効果が期待できます。また窓に掛けるカーテンを単純に2重にすることや、遮音性の高いカーテンを利用することで、さらに防音効果を高めることができます。

壁にできる防音対策

木造の壁の中にある空洞に遮音材を充填することで遮音効果を高めることができますが、賃貸の場合あまり現実的ではありません。個人でできる対策としては、市販の吸音・遮音ボードを壁に設置する方法があります。遮音ボードの上にさらに吸音ボードを設置することで、高い防音効果を得ることができます。また本棚やタンスなど、手持ちの家具を壁際に寄せることで、遮音材の代わりとなり防音効果が期待できます。

床にできる防音対策

床に対する防音対策として、市販されている防音カーペットやマット、畳などを設置する方法があります。部屋のコーディネート等の関係でカーペットなどの設置がためらわれる場合、椅子の脚にカバーをつけるだけでも自身が発する騒音を抑えることができ、隣人・階下の住人との余計なトラブルを防止することができます。

物件を決める前に防音性をチェックする

不動産会社に確認する

過去に何度も騒音が原因で住人が変わっているなどといったような問題がある場合を除いて、不動産会社には騒音に関する説明義務が存在しません。そのため新しく物件を決める際は、周辺の環境や過去の騒音問題などをあらかじめ不動産会社に確認するようにしましょう。

入居後の面倒を避けるためにも、物件を契約する前に不動産会社へ物件の防音性や騒音による隣人トラブルの有無、面した道路の交通量などを確認しましょう。

内見時に確認する

契約前には物件を内見し、実際に自分の目で物件の防音性について確認することをおすすめします。まずは物件自体ではなく、物件周辺の環境の確認です。道路の交通量、工場や学校、駅などの人が集まる場所からの距離、公園の有無や人通りの多さなど、気になる点はすべてチェックしておきましょう。次に物件の防音性ですが、壁に耳を当て水音がしないかどうか、エレベーターの駆動音が聞こえてこないか等を確認しておきましょう。隣が空室であれば不動産会社の職員に声を出してもらうなどして、防音性を確かめてもよいかもしれません。

まとめ

安めの家賃やリラックスできる雰囲気などのメリットが多い反面、やや防音性に問題がある場合が多い木造物件。せっかく入居したのに騒音に耐えきれず、引越しをするようなことになるともったいないですよね。しかし入居時の確認や自分でできる対策を実施することで、木造建築であっても騒音に悩まされない快適な生活を送ることができます。騒音に悩まれている方はぜひ、できそうなことから実施してみてください。木造の防音面をはじめ、他にもご不明点がありましたら、お気軽にエイブルにお問合せください。

<関連リンク>
賃貸物件の防音性が気になります。建築構造別の防音性や対策方法も説明
賃貸物件の建物構造の種類を教えてください。RC造などの特徴を解説


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