知らないと損!? 敷金トラブル回避のために敷金をしっかりと理解しよう|教えてAGENT

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知らないと損!? 敷金トラブル回避のために敷金をしっかりと理解しよう

           

通帳の確認をする男性のイメージ

こんにちは、エイブルAGENTの女性スタッフ・Iです。先日お客様に、「敷金は本来返金されるものと聞きました。しかし退去時にまったく返金されなかったのですが、これは正当でしょうか?」とLINEで質問を受けました。

 

そこで今回は、敷金とは一体どのような目的の費用なのかを説明します。例えば、故意に画鋲を使った場合、その補修費も借主が責任を持つのかどうかといった、敷金トラブルを回避するために必要な知識をお教えいたします。

 

その他、償却金とは何なのか、敷金や礼金と何が違うのかを詳しく知りたい方はこちら

「償却金とは?敷金や礼金との違いを知って賃貸物件の退去時のトラブルを防ごう」

 

退去時の補修費用がどの程度が相場なのかを知りたい方はこちら

「退去費用が妥当か知りたい!費用の決まり方や相場、教えます」

 

敷金は返ってくる

敷金とは

敷金は退去時に必要となる補修費を先に預けておくことが目的で、トラブルを避けるためのものですから、基本的には大家さんや不動産会社のお金ではありません。原則として退去時に返却されるお金です。

 

問題になりがちなのは、どこまでを借主の責任で補修するべきなのかという点です。

 

退去時の清掃代は誰が負担する?

退去するときに、次の人に貸せるように行う物件の清掃費用は、借主が負担するのが一般的です。クリーニング費用はワンルームや1K程度なら2万~3万円程度が相場です。仮に敷金を6万円預けていて、クリーニングが2万円であれば、それを差し引いた4万円が返金される、というのが大半の流れです。

 

明らかな故意・過失でなければ負担は不要

国土交通省による「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、借主が壊してしまった部分があれば、それは借主が補修費用を負担することが定められています。例えば、タバコやアイロンで床を焦がしてしまった場合などは補修費を取られます。しかし、故意や過失以外の傷や汚れについては、借主の負担は必要ありません。

 

一方、日光や風などによる経年劣化は借主には責任がありませんから、自然現象による部分は大家さん側の負担となります。

 

故意や過失の基準はどのように決める?

フローリングの床の画像

賃貸物件の敷金の返金に関してはトラブルになることが多いため、国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を策定しています。ここでは、その内容を分かりやすく記載していきます。

 

日光の紫外線によるクロスの変色、画鋲・押しピンによる穴(クロスの範囲で済んでおり、下地を損傷していない穴)は、借主負担ではなく、大家さんの負担で補修する範囲になります。

 

しかし、通常の生活の中で発生・繁殖したカビやシミについては、借主ではなく、貸主負担となります。ただし過度なメンテナンス不足と見なされた場合は、借主の責任となって返金されないことがあります。

 

タンスやテーブルなどの足による床やカーペットのへこみについても借主負担になりません。大家さんが補修する範囲ですが、飲み物や食べ物をこぼしたことによるシミやカビは、借主の責任として返金されない場合があります。

 

キッチン

キッチンでありがちな冷蔵庫の排熱による背面の壁への変色は、借主の負担の必要はなく、大家さんの範囲となります。しかし油が飛び散ってついてしまった大きな損傷などは借主の責任範囲になります。

 

お風呂

給湯器やシャワーヘッドなど、経年劣化による損耗は大家さんの範囲ですが、空焚きして風呂釜を壊してしまった場合などは借主の不注意として修理費を引かれます。

 

敷金の返金トラブルを避けるテクニック

退去時、請求額の詳細をしっかりと確認する

敷金の返金トラブルを避けるには、まず退去時の請求明細をしっかりチェックしましょう。これは不当な請求を予防するための行為で、納得がいかない内容があれば、まず説明を求めましょう。話し合いによって双方の納得が得られればトラブルにはなりませんが、例えば、画鋲の穴の補修費などが請求に入っていれば、それは抗議して取り消してもらう権利があります。

 

入居時に不備がある箇所は写真に保存しておく

入居時の不備のイメージ

入居時の段階で、すでに破損や劣化していた箇所などがあるかもしれませんので、内見や引越しのときにスマホで写真を撮るなどして証拠を残しておきましょう。データの日付が証拠になりますが、念のため、気付いた時点で先方に写真を送っておけば、大家さんの側も無駄な請求をする必要がなく、不必要なトラブルも避けられます。

 

退去の立会いは必須

退去時には、どんなに忙しくても双方立ち合いのもと、補修箇所を確認しましょう。補修の内容によっては返金どころか、何十万円も請求される可能性もないわけではありません。不当な請求をされないように立ち振る舞うことが重要です。

 

見積りに納得いかない場合は?

上記のガイドラインを参照して、納得がいかない部分があれば、時間をかけてでも自分で見積もりを取るなどをしてみましょう。支払いが必要な場合でも、自分が取った見積もりが安ければ、その業者を使ってもらうように相談するなど、損失を減らすこともできるかもしれません。

 

敷金に関する疑問は、エイブルにご相談を!

敷金の返金に関して起こりそうなトラブルをまとめました。基本的に敷金の返金トラブルは、その損傷が借主の故意によるものかどうか、その補修が本当に必要か? 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」のどの項目に当てはまるか、などが争点になります。

 

自分なりに考えてみたけどおかしい、もっと返金されるべき、と思ったら、エイブルに相談してみてください。一般的な過去の事例がどうであったか、といったお話しもできますし、返金されるべき費用があれば、その内容を詳細にご説明いたします。

 

<関連リンク>

「償却金とは?敷金や礼金との違いを知って賃貸物件の退去時のトラブルを防ごう」

「退去費用が妥当か知りたい!費用の決まり方や相場、教えます」


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