マンションの1階は湿気がやばい？万全対策で快適に過ごすコツ

           

他の階に比べて家賃が安いことが多いマンションの1階ですが、湿気が発生しやすいことがデメリットのひとつです。しかし、予算内で住むには1階しかない、他の条件はとても気に入っている……なんてこともあるかと思います。そんな時は、湿気に対する対策を万全にして、快適に暮らせるよう工夫してみましょう。湿気と同時に心配なカビの対策方法も併せてご紹介します。

ぜひ理想のお部屋探しの参考にしてみてくださいね。

なぜマンションの1階は湿気がやばいのか

マンションの1階はなぜ湿気が発生しやすいのでしょうか。原因を知ることで、効果的な対策を実践することができます。湿気の原因とその問題点について見ていきましょう。

賃貸物件の湿気対策についての記事もありますのであわせてご覧ください。

 

マンションの1階に湿気が多い理由

マンションの1階に湿気が多い理由として、地下からの湿気を取り込みやすい点が挙げられます。お部屋が地面に近い分、雨などの外的湿度の影響を受けやすく、室内の湿度も上がってしまいます。加えて、1階のお部屋は外からの視線や防犯面から、窓が開けづらい環境です。そのため換気の機会が減り、湿度が高くなってしまうことが考えられます。

湿気が引き起こす新たな問題

湿気が高くなると、じめっとして過ごしにくいだけでなく、カビ発生のリスクが高くなります。壁などにカビが発生してしまうと、退去時のクリーニング費用もかさんでしまうので注意が必要です。また、多湿に加えて温度も高くなると細菌が繁殖しやすい環境となり、食中毒や部屋の臭いの心配も出てきます。

マンションの1階でカビができてしまいやすいところ

湿気が多くなるとカビが発生しやすいことをご紹介しましたが、カビが発生しやすい箇所は特に注意が必要です。ここでカビができてしまいやすいところを抑えておきましょう。

シャワーカーテンのカビ対策について紹介している記事もあるので合わせてご覧ください。

カビができやすいところ①：洗面所などの水回り

洗面所やお風呂場などの水回りは、言うまでもなく湿度が高くなりやすい箇所です。つまり、カビも発生しやすくなってしまいます。洗面所に接する壁や、お風呂場に近い脱衣所なども同時に注意が必要です。

カビができやすいところ②：窓周辺

窓周辺は結露が出やすく、湿度が上がりやすい場所のひとつです。結露を放置すると直接カビの原因になるので気をつけましょう。また、結露がカーテンに接してしまうと、カーテンもカビてしまう可能性があります。窓とカーテンの隙間が少ない場合は、カーテンのお手入れも小まめにすることがおすすめです。

カビができやすいところ③：収納や押入

収納や押入れなど、換気が頻繁に行われない箇所は湿度が上がりやすくカビ発生のリスクも高まります。定期的に換気を行ったり、除湿剤を使用したり、除湿とカビ対策を心がけましょう。

マンションの1階でできる湿気対策

湿気が発生しやすいマンションの1階で実践していただきたい湿気対策をご紹介します。

湿気対策①：窓を開けて換気する

基本的なことですが、お部屋全体の換気をすることが湿気対策の大切なポイントです。短時間でも定期的にお部屋に風を通すことを心がけてみてください。

湿気対策②：壁と家具の間を5cm以上開ける

壁に家具がぴったりくっついていると、空気の通りが悪く湿気が発生しやすくなっていまいます。壁と家具の間を5cm以上開けることで、比較的乾燥しやすい環境を保つことができます。

湿気対策③：日中換気扇を回す

換気扇を回すことで、室内の空気循環を促すことができます。換気扇があるキッチン周りは窓がない間取りのお部屋も多いので、その場合は特に意識的に実践してみてください。

湿気対策④：サーキュレーターで空気の入れ替え

窓が少なかったり、窓から遠いお部屋があったりする場合はサーキュレーターで空気の入れ替えを促してみてください。マンションの1階で人目が気になったり、防犯面が心配だったりして窓を大きく開けたくない場合も、サーキュレーターを活用して空気の入れ替えをしてみてくださいね。

湿気対策⑤：エアコンの除湿（ドライ）機能を使う

エアコンの除湿機能を使って、お部屋全体の湿度を下げるのも対策方法のひとつです。冷房を使うことと同様に、体感的な涼しさも感じられます。窓を開けずに使用できるため、マンションの1階でも気軽に実践できる対策方法です。

湿気対策⑥：空気清浄機を取り入れる

空気清浄機の機能として、除湿効果が期待できる商品も販売されています。エアコンの除湿機能と同様に、活用してみてください。

マンションの1階でカビができてしまったときの対処法

マンションの1階では湿度と共にカビにも注意が必要です。お部屋でカビが発生してしまった場合の対策方法をご紹介します。

カビの対処法①：汚れを落として殺菌する

カビの発生は、湿度と汚れが原因として考えられます。汚れを落として殺菌をし、清潔に保つことがカビの発生をおさえる第一歩です。

カビの対処法②：軽い汚れは住宅用中性洗剤で落とす

カビ対策の際の汚れ落としに、軽い汚れは住宅用中性洗剤が便利です。パッケージに記載のある使用方法を守り、使用してみてください。

カビの対処法③：除菌はエタノールが最適

カビは細菌のひとつです。除菌をすることで、カビを防ぐことができます。除菌にはアルコールの一種であるエタノールがおすすめです。ドラッグストアなどで気軽に購入できるので、チェックしてみてください。

カビの対処法④：カーテンは可能ならば月1で洗濯を

窓に結露が生じやすいマンションの1階は、カーテンのカビにも注意が必要です。可能であれば月に1度は洗濯することを心がけましょう。

衣類にカビができてしまったときの対処法

湿気が発生しやすいマンションの1階ですが、収納や押入れは特に湿気とカビが発生しやすい場所です。衣類がカビてしまった際の対策方法を見ていきましょう。

できてしまったカビを消毒用エタノールで落とす方法

衣類に白カビが発生してしまった場合は、消毒用エタノールで拭き取りましょう。タオルなどやわらかい布に消毒用エタノールを含ませ、衣類を叩くように拭き取るのがポイントです。拭き取った後は完全に乾くまで、風通しの良い場所で干しましょう。

できてしまったカビをメイク落としでカビを落とす方法

消毒用エタノールで落とす方法と同様に、シートタイプのメイク落としも活用できます。衣類に白カビが生えてしまった際は、シートタイプのメイク落としも活用してみてください。ただし、大量に白カビが発生してしまった場合は、効果が弱い可能性があります。初期段階の対策として試してみてくださいね。

できてしまったカビを酸素系漂白剤で落とす方法

衣類の洗濯や雑菌や使用できる漂白剤として、酸素系漂白剤があります。漂白液に浸け置きをした後に洗濯をすることで、衣類全体に発生したカビを退治することができます。ただし、素材によっては酸素系漂白剤が使用できないものもあります。選択表示や漂白剤の案内表示を確認の上、使用してください。

できてしまったカビを重曹で落とす方法

汚れ落としから消臭まで、お掃除で大活躍の重曹。実はカビ対策にも活用できるのです。丸洗いできない革製品などにおすすめのカビ対策法です。重曹を少量の水で溶かしてペースト状にしたもので、カビを拭き取ります。その後柔らかい布で重曹を丁寧に拭き取り、乾拭きをすれば完了です。

カビが落ちない場合はクリーニングに出そう

自宅で洗濯できない衣類や、カビが酷い場合はクリーニング店に相談しましょう。その際に、衣類の保管方法も確認できるとベストです。カビ予防の加工を相談できる店舗もあるので、活用してみてくださいね。

マンションの1階は湿気が発生しやすいので対策が必要です！

マンションの1階は湿気が発生しやすく、同時にカビの発生にも注意をしなくてはなりません。しかし、湿気やカビが発生しやすい理由を抑えれば、事前にしっかりと対策が打てます。また、窓が多く換気がしやすい物件を選べば、そのリスクは軽減されます。

間取りや予算の相談も、エイブルまでお気軽にご相談くださいね！

＜関連リンク＞
シャワーカーテンのカビ対策方法を教えてください。落とし方や予防法って？
賃貸物件の湿気について教えてください。部屋選びの注意点と湿気対策の方法って？

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