24時間換気を止めたらどうなる?停止した場合の対処や寒さ対策を解説|教えてAGENT

  • 0
  • 0
  • 0

24時間換気を止めたらどうなる?停止した場合の対処や寒さ対策を解説

           

換気扇

初めまして、エイブルAGENTです。暖房器具をつけてもお部屋が寒くて困っているというお客様から、「24時間換気のせいなのでは?」というご質問をいただきました。実は24時間換気システムは設置義務があるのをご存知でしょうか?今回はどうして換気を止めてはいけないのか、その理由をご紹介します。

 

24時間管理システムについてさらに詳しく知りたい方はこちら。
マンションの24時間換気って何?どんなシステムなのか、使い方などを紹介

 

吸気口の使い方を知りたい方はこちら。
部屋の換気に役立つ吸気口の使い方

 

24時間換気は寒くても止めてはだめです!

冬場にしっかりと暖房器具を導入していても、なぜか「お部屋が寒い…」と感じたことはありませんか?もしかしたら、24時間換気システムが関係しているかもしれません。だからといって、「止めればいい!」と考えてしまうのは早計です。なぜ24時間換気システムが必要か、その理由をご説明します。

 

そもそも24時間換気の意味は?

24時間換気システムとは、給気口から外気を室内に取り込み排気口から外に出すもので、室内の中の空気が最低でも1時間で半分は入れ換わる必要があります。

 

近年では建築技術がどんどん向上して、高気密の断熱を取り入れた住宅も多くなってきています。もちろん、メリットもありますが、部屋の中が自然に換気されづらくなっているということです。また、建築に使われている建材からは化学物質が放出されているため、それを外へ逃がせなくなり体に悪影響を及ぼしてしまうとも言われています。

 

つまり、24時間換気システムがなければ部屋の空気はよどんでしまい、体に悪影響を及ぼす化学物質を知らず知らずのうちに吸い込んでしまうのです。

 

24時間換気は法律により義務付けられている!

人体に悪影響だと言うことが世に認知され、平成15年7月1日以降、「シックハウス法」として建物全体の空気を入れ替える換気機器の設置が義務付けられています。24時間換気システムの調整を間違えてしまうと体へ悪影響を及ぼしてしまう恐れもあるため、建築時の計測を元に物件ごとの設定がされています。

 

24時間換気を止めると結露がすごく、お部屋がカビる!

24時間換気を止めると発生するのは空気のよどみだけではありません。換気されないことによって、室内で発生している湿気も外に排出されにくくなります。つまり、お部屋の窓には大量の結露が発生してしまうのです。

 

より空気の流れが悪い押入れなどにも結露が発生するため、知らず知らずのうちにカビが生えてしまうことも。奥深くに根付いてしまった場合には押入れの壁を張り替える必要まで出てきます。

 

24時間換気の種類は3種類ある

換気扇

簡単に24時間換気と言っても、実際に効力を発揮するシステムは3種類存在します。どういった違いがあるのかそれぞれの違いを把握していきましょう。

 

24時間換気の種類1:第3種換気

第3種換気は排気側を機械により管理し、給気側を自然換気で行います。室外へ空気を排出した分自然に空気が給気口から入ってくるシステムです。両者を機械管理している第1種に比べると消費電力を抑えることが出来るというメリットがあり、換気機器の価格も安価になる傾向があります。

 

しかし、空気を加工せずに直接外から取り入れるというシステムなため、外気温の影響を受けて室内が寒くなってしまうデメリットが強いです。

 

24時間換気の種類2:第2種換気

第2種換気は排気側を自然換気で行い、給気側を機械により管理します。主にクリーンルームなどに使用されているため、賃貸物件のアパートや一軒家には縁の遠いものですね。

 

24時間換気の種類3:第1種換気

第1種換気は排気側・給気側を共に機械により管理するため、24時間換気を適切に行うことが出来ます。24時間換気システムのメリットは、排出した空気の熱を再利用出来る熱交換システムが導入できるということ。排気側から出ていった空気の熱だけを再利用し、給気側から再度取り込むため、「24時間換気のせいで寒い」と思うことも少なくなるでしょう。

 

この第1種換気システムは大量の換気を行うことが出来ないため、物件によっては複数台設置する必要が出てくる他、排気・給気を管理する機械も2倍必要になるため、コストが掛かってしまうというデメリットがあるのです。しかし、費用がかかってしまうものの熱交換システムが導入されていれば、24時間換気システムのせいで寒い思いをする事はなくなるでしょう。

 

それでも寒さに耐えられない場合の対処法

換気口取り外し

どうしても寒さに耐えられない!という方もいらっしゃいますよね。そんな方へ向けて、24時間換気システムによる寒さをしのぐ方法をご説明します。

 

24時間換気の空気の量を調整する

24時間換気システムは機械で管理されているため、室内に設置されているパネルを通じて排出・給気の量を直接調整することが出来ます。お使いの24時間換気システム・第1種、第3種によって設定すべき量は変動するため、各システムの公式サイトを参考に空気の量を調節してみましょう。

 

24時間換気の給気口を変える

給気口から真っ直ぐ風が出てくるような形状をしていると、「冷たい風が直にあたる…」というご意見も多いです。そんな場合は給気口の表面に軽く蓋をするようなイメージで、紙などを貼り付けてみましょう。出てくる風が紙に当たり、4方向へ外気が散らばってくれるため、24時間換気システムをいじることなく、「寒い!」という状態を改善できるかもしれません。

 

一時的に止める

「あまりの寒さに眠ることが出来ない!」という場合は、一時的に停止させる事を視野に入れてみてはいかがでしょうか?しかし、ずっと止めてしまうのはNGです。先程もご説明した通り体に悪影響を及ぼす可能性があるため、必ず目覚めた後は換気システムをONにしましょう。

 

24時間換気がうるさい!対処法は?

24時間換気システムのファンの音がして寝られない、という方もいらっしゃるようです。モーター駆動音がうるさい原因はなんでしょうか?

 

24時間換気システムは清掃が必要

24時間換気システムは月に1回ほどのペースで清掃が必要なものもあります。換気フィルタにホコリがたまってしまった場合は空気の循環がうまく行かずに「換気ができていない!」とシステムが勘違いし、ファンの回転数が増し音を立ててしまうこともあるのです。しっかりとフィルタを清掃した上で、管理パネルよりリセットボタンを押せば騒音が改善されるケースもあります。

 

リセットボタンを押すまで回転数は増えたままになっているため、しっかりとリセットするようにしましょう。

 

24時間換気の種類や特徴を知った上でお部屋を探そう!

「24時間換気が必要不可欠とは言え、寒すぎて生活に支障が出る…」と思った方もいらっしゃいますよね。いくらお部屋や体のためとはいえ、我慢しすぎると体に支障をきたしてしまいます。

 

そんな24時間換気システムの寒さに悩んでいる方はぜひとも、エイブルにご相談ください。24時間換気システムはもちろんのこと、他の条件を照らし合わせた物件探しのサポートを行っております。お気軽にご相談頂けますので、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。

<関連リンク>
マンションの24時間換気って何?どんなシステムなのか、使い方などを紹介
部屋の換気に役立つ吸気口の使い方


【エイっと検索で部屋探し】

賃貸物件をお探しの方はこちら
 

エイブルでお部屋探し!

 
AGENT男性スタッフ・E

自分では見つけられない理想のお部屋探しをお手伝いしています。

部屋探しで行き詰った方のお役に立てれば嬉しいです。

 
24時間換気を止めたらどうなる?停止した場合の対処や寒さ対策を解説
         

エイブルAGENTの人気記事14

エイブルAGENTの人気記事14

 

教えてAGENTオススメ記事15

教えてAGENTオススメ記事15

エイブルAGENT

エイブルAGENT

過去の賃貸に関する疑問

過去の賃貸に関する疑問

カテゴリ

カテゴリ

人気のキーワード一覧

人気のキーワード一覧