【経年劣化】賃貸マンション退去時に、敷金は返ってくる? 確認するべき項目まとめ|教えてAGENT

  • エイブルTOP
  • 教えてAGENT
  • 【経年劣化】賃貸マンション退去時に、敷金は返ってくる? 確認するべき項目まとめ
  • 0
  • 0
  • 0

【経年劣化】賃貸マンション退去時に、敷金は返ってくる? 確認するべき項目まとめ

           

築年数の経った賃貸物件のイメージ

こんにちは、エイブルAGENTです。先日お客様から、「マンションから退去したいのですが、退去費用と敷金がどれくらい返還されるのかについて知りたいです」といった内容のご質問をLINEにてお受けしました。

そこで今回は、退去時の原状回復とは何かをはじめ、マンションの退去時における敷金返還のポイントになる経年劣化に焦点を当てて解説していきます。

償却金について詳しく知りたい方はこちら

「償却金とは?敷金や礼金との違いを知って賃貸物件の退去時のトラブルを防ごう」

賃貸の保証金について知りたい方はこちら

「賃貸の保証金とはなんですか?敷金との違いや返還の有無を解説」

※2019年4月2日、一部の内容を加筆・修正しております。

経年劣化について

そもそも、賃貸マンションの原状回復に掛かる費用はすべて敷金から引かれてしまうのでしょうか? 結論から言えば、そんなことはありません。まずは、どのような場合に負担する必要がないのかということについて解説していきます。

 

原状回復とは?補修義務について

そもそも、原状回復とは何なのでしょうか?

 

原状回復とは、退去時に物件をきれいな状態に修繕することです。補償しなければならないのは入居者が居住することによって生じる汚れやキズに対してです。

 

なお、「経年劣化」はこの対象外になることにご注目ください。マンションに限らず、建物は建てられてから年数が経つと古くなっていきますが、このような時間経過に伴い自然に生じてしまう劣化のことを経年劣化といいます。

 

「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考にしよう

一体どこまでが経年劣化の範囲で、どこまでを補償しなければならないのかは気になるところだと思います。国土交通省が発表したガイドラインを参考にすることで、頻発しているトラブルや、それに関する一般的な見解について知ることができます。

(参考:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/honbun2.pdf

 

敷金が返ってくるには? チェックするべきポイント

入居のイメージ

マンションの退去時に敷金がいくらくらい返ってくるのかについて考えるとき、残存価値という概念はとても重要なものになります。住んだ年数により設備の価値は減少していき、負担をしなければいけない場合には、退去する時点での価値(残存価値)をもとに負担額が決められます。

 

例えば、クロスや畳床、カーペット、クッションフロアなどは6年で残存価値が1円になります。便器や金属製の危惧は15年で残存価値が1円になります。また、襖やフローリングなどは経過年数を考慮しません。

 

このように、設備によってどれくらいの耐用年数で残存価値が変わっていくのかを覚えておきましょう。

ハウスクリーニング費用の負担は必須?

ハウスクリーニングは経過年数を考慮しないタイプの設備です。貸借人が負担しなければいけないのは、通常の清掃すらしていない場合では、全額負担になってしまいます。しかし契約書上に借主全額負担と書いてあることもよくあるので、しっかりと注意しましょう。

敷金で損をしないために【契約時編】

マンション退去時の敷金で損をしないようにするためには、いろいろと注意をしなければならないことがあります。ここでは、賃貸契約時に注意すべきことについて解説していきます。

契約書を確認しよう

上記ではガイドラインがあるということで紹介しましたが、ガイドラインはあくまで参考となります。契約書には負担に関することなどが明記されていることがあります。特に特約事項に記載されることが多いため見落としが無いようしっかり確認しましょう。

特約事項を見落とさないように

先ほどのハウスクリーニングのところでも説明したように、ガイドラインでは通常の清掃を行っていない場合のみ借主負担となっていても、契約書に明記されていると優先、有効となるケースもありますので、特約事項に記載されているかどうかは確認するようにしましょう。(契約書に明記されているからといって、必ず優先になるとは限りません)

入居の際に傷や汚れをチェック

また、マンションの内見時や入居時にどのような傷がすでについているのかなどを確認しておくことで、自分の過失なのかどうかを明確にすることができます。こまめにチェックしておくようにしましょう。

 

敷金で損をしないために【退去時編】

ここでは、マンションの退去時に注意するべきポイントについて解説していきます。

 

納得がいくまで話し合おう

話し合いのイメージ

退去時には部屋の立ち合いがあり、不動産会社の人、または大家さんと一緒に室内を点検することになります。この時にキズや汚れなどに関して、自分がつけてしまったものであるのかどうかをしっかりと主張するようにしましょう。

 

退去時はきれいに掃除をしよう

またマンションの退去時にしっかりと掃除をした状態にすることで、大家さんの印象も全然違ってきます。確実ではありませんが、印象が良いに越したことはないので退去時にはしっかりと掃除をするようにしましょう。

 

経年劣化でお悩みの際は、エイブルにご相談ください

今回は、マンションの敷金返還に関して、経年劣化などについてを中心に説明してきました。浴室の鏡を割ってしまった場合など明らかな過失であり、経年劣化が認められない場合もあります。そのような場合に備え、今回紹介したガイドラインの内容についてしっかりと理解することや、残存価値という考え方があるということについてしっかりと覚えておきましょう。また、経年劣化として認められなかったものにはどのような事例があるのかも確認しておくようにしましょう。

その他にも敷金や礼金などについてお困りのことがございましたら、エイブルまでお気軽にご質問ください。
 

<関連リンク>

「償却金とは?敷金や礼金との違いを知って賃貸物件の退去時のトラブルを防ごう」

「賃貸の保証金とはなんですか?敷金との違いや返還の有無を解説」


【エイっと検索で部屋探し】

賃貸物件をお探しの方はこちら
 

エイブルでお部屋探し!

 
AGENT女性スタッフ・I

物件探しが趣味です!

お部屋探しの悩みや不安を解消するお手伝いをさせていただきます。

 
【経年劣化】賃貸マンション退去時に、敷金は返ってくる? 確認するべき項目まとめ
         

エイブルAGENTの人気記事14

エイブルAGENTの人気記事14

 

教えてAGENTオススメ記事15

教えてAGENTオススメ記事15

エイブルAGENT

エイブルAGENT

過去の賃貸に関する疑問

過去の賃貸に関する疑問

カテゴリ

カテゴリ

人気のキーワード一覧

人気のキーワード一覧