月極駐車場の探し方を教えてください。選ぶコツや注意すべきポイントって？

           

車を所有している人は、なるべく駐車場付きの賃貸物件に住みたいものです。しかし予算などが原因で駐車場がない賃貸物件を借りた際には、月極駐車場も契約することになります。実は月極駐車場というのは賃貸物件と比較して数が少なく、物件探し以上に難航することが多いもの。そこで今回は、月極駐車場の探し方や選ぶコツについて詳しく解説していきます。

月極駐車場の概要

月極駐車場とは？

月極駐車場とは賃貸物件と同じように一ヵ月単位で借りることができる有料駐車場のことを指します。物件を借りるのと同じように賃貸借契約を結んで契約する駐車場であり、法律上は自宅から2km以内の月極駐車場ならば車庫証明を取ることができます。

自走式駐車場

自走式駐車場とは月極駐車場の一種で、ドライバーが自分で車を運転して駐車場スペースに出し入れするタイプの駐車場になります。駐車場によっては屋根やシャッターの有無があるなどで価格に差が出てきます。

屋外駐車場である場合が多いため、セキュリティ面などで不安が残りますが、比較的数も多いので探しやすいタイプの駐車場と言えるでしょう。

機械式駐車場

機械式駐車場は、機械によって自動車を出し入れするタイプの駐車場になります。パレット上まで車を運転させ、機械の操作で車をしまい込む昇降式や循環タワー式などの種類があります。

建物の中に車をしまうため、セキュリティ面が優秀である一方、数が少なく、賃料も自走式駐車場に比べ高額になりやすいというデメリットもあります。

まずは月極駐車場に対する条件を決めよう

車種に見合った駐車スペースかどうか

月極駐車場を探す第一歩として、車のタイプに合った駐車場を探す必要があります。

通常のセダンタイプならば数も多くあるのですが、ワンボックスなどの大きめな車の場合は対応できる駐車場に限りが出てきてしまいます。せっかく駐車場を借りても、車の大きさでトラブルになるといったケースも少なくないため、あらかじめ自分の車のサイズ感を考慮しておく必要があります。

駐車環境はよいか

例えば自走式駐車場の場合でも、屋根の有無で大きく変わっていきます。屋根があるのとないのでは雨による塗装の劣化具合が変わっていきますし、屋根があれば、雪国では雪が降ることによる窓の凍結なども防ぐことができます。そのため自分の住む周りの環境を加味した駐車環境の希望をまとめておく必要があります。

防犯対策が整っているかどうか

地域によっては夜の明りが少なくなる場所もあり、車上荒らしなどの被害が懸念されます。そういった犯罪行為を受けないためにも、夜間照明がきちんと照らされている地域や防犯カメラのある駐車場などを探すといいでしょう。

屋外か屋内かどうか

屋外ならば雨風の影響で車に汚れが付着しやすくなり、洗車が頻繁に必要になってしまいます。屋内ならばそういったリスクを減らすことができますが、屋内駐車場は屋外駐車場に比べ数が少なく、賃料も高く設定されています。

そのため賃料が安いけれども汚れるのを覚悟で屋外の駐車場を借りるのか、少し高めの賃料を払ってでもセキュリティ面などで優れている屋内の駐車場を探すのかを決める必要があります。

月極駐車場の探し方3選

ネット検索

一番簡単な方法としてはネット検索が挙げられます。自分の住んでいる地域の駐車場を簡単に調べることができます。

不動産会社に尋ねる

近くに不動産会社がある場合は直接尋ねるのも一つの方法です。この際、一つの不動産会社に絞るのか、それともさまざまな不動産会社に行くのかでメリットやデメリットが大きく変わっていきます。

自分の足で探す

自分の足で付近の駐車場を探すという方法もあります。多くの月極駐車場では管理会社の電話番号が貼られていることが多いので、現地で直接管理会社に電話して月極駐車場の有無を聞きましょう。

探し方のメリット・デメリットとは？

ネット検索のメリット・デメリット

メリット

その場で簡単に調査ができるので、わざわざ家の外に出る必要なく探すことができる

デメリット

ネットにあるからといっても必ずしもまだ残っているとは限らない

不動産会社に尋ねるメリット・デメリット

メリット

直接不動産会社に尋ねることで、まだ表に出ていない月極駐車場の情報が入手できることがある

デメリット

親切丁寧に探してくれるが。情報がネットよりは少ないため探す時間がかかる可能性がある

自分の足で探すメリット・デメリット

メリット

個人で運営している駐車場も多いため、まだネットや業者間の情報網でも出ていないような駐車場が見つかるという可能性がある

デメリット

自分の足探すには限界があり、かつ見つかったとしても交渉を自分で行う必要がある

月極駐車場を探すタイミング

月極駐車場を探すタイミングとして、車を購入する前が一番でしょう。駐車場というのは予想以上に探すのが難しいため、車を購入してからでは遅い可能性があります。そのため車を購入する前、できれば車探しと同じタイミングで駐車場も一緒に探すようにしましょう。

契約前に確認すること

入出庫のしやすさを確認する

実際の車を停めてみて、入出庫のしやすさを確認しましょう。もしこの時点で入出庫が無理に感じたら、契約は取りやめにしたほうがいいでしょう。入出庫が上手くいかなければ、例え契約したとしても自損事故や他の車との事故につながる可能性があるため、無理なく入出庫できる駐車場を探す必要があります。

両隣との間隔を確認する

自分の車と隣の車との幅はどうか、自分の車のサイズで無理なく停められるかといったポイントをしっかりと確認して、入念にチェックしましょう。

夜間状況を確認する

夜間が暗くなる地域では犯罪行為が行われても気づけない可能性があるため、なるべく照明器具の有無を確認しましょう。

敷金・礼金について確認する

通常の賃貸物件と同じように、駐車場を借りる際にも敷金・礼金が必要なケースがあります。事前に大家さんに敷金・礼金の有無を確認するようにしましょう。

期間・解約条件を確認する

月極駐車場は賃貸物件とは違い、他の条件でいい駐車場があれば気軽に解約して、次のところで契約することができます。そのためいい条件が見つかるまでのつなぎとして一時的に借りるという人もいるなど、比較的自由が利きます。しかし最低契約期間を設けている大家さんもいるため、契約時に契約書をしっかり読んで確認しておきましょう。

月極駐車場を探すときの注意点

必ず現地へ行く

現地へ行って実際に確認することは契約する上での大前提となります。写真だけを見てイメージと違った、車のサイズと合わなかったといっても契約が終わっている段階ではどうしようもありません。そのため、契約前にしっかりと現地を確認しておきましょう。

車庫証明

実際に車庫証明が取れる駐車場であるかを確認しておきましょう。自分では自宅からそう遠く離れていないつもりでも、意外にも離れていて車庫証明が取れなかったというケースも考えられます。自宅から2kmと決められているので、ある程度遠い距離でも車庫証明を取ることはできますが、事前に確認しておきましょう。

契約を結ぶまでの流れ

自分の車に合った駐車場を見つけたら、さっそく契約に移りましょう。契約までの流れは下記のようになります。

①：申し込み

駐車場を見つけたら、さっそく申込書を書いて大家さんに渡しましょう。もし不動産会社に相談して見つけた場合は、不動産会社から渡される申込書の書式に従ってください。この申込書で、オーナー審査、連帯保証人の審査、保証会社加入などの審査を行うことになります。

特に最近では駐車場の使用におけるトラブルが増えているため、保証会社加入を義務付ける不動産会社が増えてきています。

②：契約

無事審査が通ったら、さっそく契約です。駐車場の場合は重要事項の説明を省くことができるので、ごく短時間で契約を済ませることができます。場合によっては郵送で契約を済ませる大家さんもいますので、事前にどのような契約になるのかを確認する必要があるでしょう。

この際に契約期間や更新の仕方、最低契約期間の有無など契約書にしっかりと目を通して問題がないことを確認しましょう。問題がないことを確認できたら、記名と捺印をして契約は終了になります。

まとめ

月極駐車場は特に都心で探している人が多いのですが、数が少なく共有不足になっている場所が多いです。そのため中々探すのは困難なのですが、駐車場というのは入れ替わり立ち替わりが早く、根気強く探していれば意外と見つかったりすることも多いのです。

不動産会社に尋ねても駄目だった場合は、自分の足で根気強く探すようにすれば見つかる可能性があります。これから月極駐車場を探す人はぜひ、参考にしてみてください。

また、なにか疑問点がございましたら、エイブルまでご相談ください。

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