賃貸の入居日について教えてください。家賃発生日の決定、入居日は伸ばせるの？

           

賃貸物件を借りるときには、できることなら入居日を調整して無駄な家賃の支払いを避けたいと思いませんか？　適当に入居日を決めてしまうと無駄な家賃が発生してさらに出費がかさむことにもなりかねません。ここでは、家賃発生のタイミングや入居が少し先の場合の物件選びのポイントを解説します。これから物件を借りようと考えている人は、参考にしてみてください。

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賃貸物件の家賃発生日について

賃貸物件に必ずつきまとう家賃は、どのタイミングで発生するものなのでしょうか？

どの時点で家賃が発生するか

家賃が発生するタイミングは、契約する物件が空室かどうかで変わってきます。もし空室の物件を契約すれば、その時点で家賃が発生します。例えばあなたが3月の入居を予定しており、1月の時点で空室の物件を契約するとします。この場合、1月から家賃を払いはじめないといけないのです。

申し込みから家賃発生までにかかる平均日数

気に入った物件があっても、不動産会社に足を運べばすぐに「契約」の手続きにはいるわけではありません。「入居申し込み」→「審査」→「契約」という手順が一般的です。

まずは、「入居申込書」に住所や年収を記入して提出し、申し込みを行います。入居申込書を元に、大家さんと管理会社による入居審査が行われます。審査に通れば、不動産会社から「重要事項説明」を受けて正式な契約の手続きに入るのです。

入居申し込みをして、審査の結果が出るまでは2～3日かかるのが一般的ですが、1週間以上かかるケースもあります。審査結果が出た後の契約は1日あれば完了するので、申し込みから家賃発生までにかかる日数は、3日～2週間程度と考えておきましょう。

家賃発生日は伸ばせるか

契約をしたその日から家賃が発生するのが一般的ですが、「引越しの予定など考えると、家賃の発生日をもう少し先伸ばししたい」と思うこともあります。家賃の発生日を伸ばせるかは大家さん次第です。ただし、家賃の発生日を1ヵ月以上先延ばしにするのは、まず難しいでしょう。1週間、2週間程度であれば交渉の余地があるので、物件選びの際に相談してみましょう。

入居が少し先のときは？

本人の事情によっては、入居がまだ少し先のタイミングで物件を探すこともあるでしょう。このケースで、家賃を無駄に支払わないようにするための3つの方法を紹介します。

即入居物件を選ばない

即入居物件は、言い換えれば現在空室の部屋です。この物件を契約してしまえば、例え入居日が少し先の人だとしても、契約したタイミングで家賃の支払いが発生します。即入居物件は「今すぐに部屋を借りて住みたい！」という人にはメリットの大きい物件ですが、少し先の入居を考えている人は避けたほうが良いでしょう。

フリーレント物件

入居後の1～3ヵ月程度の家賃を無料とする「フリーレント物件」が存在します。フリーレント物件なら入居がまだ少し先のタイミングで契約をしても、実際に住み始めるまでの家賃は無料となるので、無駄に家賃を支払う心配はありません。

ただし、フリーレント物件は一定期間内に解約をすると無料にしていた分の家賃の支払いを求められるケースもあります。契約の際には、解約する場合のデメリットもしっかりと確認しておきましょう。

ゼロゼロ物件

契約時に払うのが一般的な敷金・礼金。これらの支払いが必要ない「ゼロゼロ物件」が存在します。契約をすれば、そのタイミングで家賃は発生します。しかし敷金・礼金を支払わずに浮いたお金を最初の月の家賃に充てれば、入居が少し先でも前もって部屋を契約できます。

不動産会社に行く時期

実際に不動産会社に足を運んで物件を決めても、そこから入居申し込み→審査→契約という流れになります。即日入居が決まるわけではないので、入居が少し先の場合は入居希望の約1ヵ月前から不動産屋に足を運ぶと良いでしょう。

気に入った物件を「入居が少し先だから……」という理由で、2ヵ月も抑えておくのはまず難しいです。しかし、契約から1ヵ月以内に入居できるなら、交渉次第で実際の入居日から家賃が発生するように調整してくれるケースもあります。

物件申し込み後の流れについて

物件申込み後から実際に契約し、物件の引き渡しまでどのくらいの時間がかかるか説明しましょう。

入居審査

審査が長引く理由はいくつか考えられますが、初歩的なミスは申込書への記入漏れです。自分の情報はスラスラ書けても、連帯保証人の情報が分からずに空白で出してしまうことも多いです。物件を借りる前にこういった情報は一度整理しておいたほうがよいでしょう。

重要事項説明

重要事項説明は法律で定められている行為ですから、契約手続きの前には必ず行われます。入居審査に通れば不動産会社に足を運び、物件の状況や設備について、家賃以外にかかる費用についてなどの説明を受けます。

この説明の時点で「やっぱりこの物件はちょっと気に入らない…。」となれば、キャンセルできます。重要事項説明は1時間程度で終わります。

契約手続き

需要事項説明が問題なく終われば、そのまま契約手続きに移るケースがほとんどです。ここで書類に判を押せば、正式に契約となります。すでに説明しているとおり、借りた部屋が空室であれば、このタイミングで家賃が発生するケースが一般的です。注意しましょう。

引き渡し

契約手続きが完了すれば、あとは物件の引き渡しとなります。空室の物件を契約したなら、すぐに引き渡しが行われます。

まとめ

賃貸物件を借りる上で絶対に必要な家賃は、契約をしたその日から発生するのが一般的です。交渉次第では家賃の発生日を伸ばすことも不可能ではありませんが、大家さん次第であることを覚えておきましょう。

交渉に希望を持つ前に、自分が実際に入居できる日から逆算して、なるべく家賃の無駄払いが少なくなるタイミングで契約をしましょう。エイブルでは、入居希望日に沿った物件探しのお手伝いをさせていただきます。ぜひお気軽にお問合せください。

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