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2019年度版・最新の入居者ニーズ大調査【設備】

2019年度版・最新の入居者ニーズ大調査【設備】

賃貸経営

教えてAGENT編集部
公開日:2019/03/08 最終更新日:2019/03/13

賃貸物件の入居者の多くを占める若者層。しかし、彼らの生の声を聞く機会は少ないのではないでしょうか？そこで、最新の入居者が賃貸物件に求めているものを探るべく、20・30代を対象に編集部がアンケートを実施しました。

そのアンケート結果の中から今回は、賃貸物件を探すときに「これだけはマストほしい」設備と「あったらうれしい」設備をご紹介。ぜひ今後の賃貸経営のご参考にしてください。

※記事内で用いているデータおよびコメントは、2018年11月に下記条件で実施したアンケート調査によるものです
調査方法：ネット調査　地域：全国　対象：賃貸物件に住んでいる20代・30代男女（男200人/女200人）

この疑問の目次

1 これがないと入居しない！必須設備はどれですか？
2 【入居者の声】あって良かった、なくて困ったこんな設備
- 2.1 あって良かった設備
- 2.2 なくて困った設備
3 【あったらうれしい！】入居意欲が高まる設備・条件は？
4 入居意欲が高まる人気設備は、後から設置も可能！
- 4.1 押入を人気のウォークインクローゼットに！
- 4.2 宅配ボックスは後から設置可能！

これがないと入居しない！必須設備はどれですか？

「この設備・条件がないと入居しない！」ランキング

アンケートで「必須設備・条件」を聞いたところ、男性一人暮らし、女性一人暮らし、二人暮らしの全てで1位が「バス・トイレ別」、2位が「2階以上」という結果になりました。

ほかにも、女性の回答では「室内洗濯機置場」「オートロック」「独立洗面台」が必須条件の上位にランクイン。水まわりの快適さや防犯面を意識する人が多いようです。一方、男性の一人暮らしでは「駐車場付き」「エアコン付き」が人気条件でした。

こうした必須条件がそろっていない物件では、今後リフォームを実施する際に導入を検討してみてはいかがでしょうか。例えば、1階の物件に人気がないのは防犯面の懸念があるためです。そこで鍵を二重にしたり、防犯性能の高いスマートキーに替える、ＴＶモニターホンを設置するなどの対策が有効です。大がかりな工事なしで設置できるので、すぐにリフォームの予定がない場合にもおすすめです。

【入居者の声】あって良かった、なくて困ったこんな設備

実際に住んでみたら便利だった設備や、なくて困った設備を入居者に聞いてみました！

あって良かった設備

「TVモニターホン録画機能付きインターホンが付いていたので、留守のときに訪ねてきた人も把握できて女性の一人暮らしでも安心できます」（東京都・30代女性・一人暮らし）

「同棲しているので洋服や物も2倍。ウォークインクローゼットのおかげできれいに収納できて助かっています」（埼玉県・20代女性・恋人と二人暮らし）

「カウンターキッチンのおかげで広々と料理を楽しむことができるだけではなく、夫と手分けして料理をすることができるのもうれしいです」（東京都・20代女性・夫婦二人暮らし）

なくて困った設備

「独立洗面台がないので歯ブラシ、洗顔・ヘアー用品などがまとめておけず朝の準備がとってもやりづらいです」（北海道・30代女性・一人暮らし）

「3点ユニットバスのなのでどちらかがお風呂に入っているとトイレに行けずとても不便……」（神奈川県・20代女性・夫婦二人暮らし）

「コンセントの配置が悪く、スマホを充電するとき、髪を乾かすときなど困っています」（京都府・30代男性・夫婦二人暮らし）

【あったらうれしい！】入居意欲が高まる設備・条件は？

あったらうれしい・入居意欲が高まる設備・条件ランキング

同じくらいの家賃、間取りの物件で比較した場合、より便利で快適に暮らせる物件に人気が集まるのは当然のこと。

アンケートで「入居意欲が高まる設備」を聞いたところ、一人暮らしの男女で目立った回答が「インターネット無料」「宅配ボックス」「24時間ゴミ捨て可」「浴室乾燥機」でした。インターネット無料の物件だと別途で回線を引く必要がない分、家賃のお得感がアップ。「宅配ボックス」「24時間ゴミ捨て可」「浴室乾燥機」などの設備があれば、多忙で家を不在にしがちな人でも便利な生活が送れるので便利です。また、多くの人が「欲しい」と回答したのが「ウォークインクローゼット」。収納が多いと空間をすっきりと使えるため、最近人気の設備になっています。

現状こうした設備が整っていなくても後から設置することも可能です。物件価値を高めるために、検討してみてはいかがでしょうか。

入居意欲が高まる人気設備は、後から設置も可能！

「ウォークインクローゼットや宅配ボックスなんてうちの物件にはない」という方も大丈夫。後から簡単に設置できるので、試してみてはいかがでしょうか。

押入を人気のウォークインクローゼットに！

ウォークインクローゼット

築年数が古い家に多い押入。布団よりもベッドを利用する人が増えた昨今は入居者に避けられがちの設備です。しかし、通常のクローゼットよりも奥行きがある分、リフォームやDIYによって機能的なウォークインクローゼットを作ることも可能。壁紙を貼り替えてポールを設置すれば、もとが押入だったと思えないほどの仕上がりに。