専有面積とは。専有面積の意味と含まれる所を解説。ロフトやバルコニーは含まれない。

           

初めまして。エイブルAGENTの男性スタッフです。

部屋探しをしていると、物件の情報ページでよく目にする「20㎡や25㎡等」の文字は専有面積というものです。

なんとなくお部屋の広さを表しているのは分かると思いますが、具体的にどこの部分を表しているのかご存知でしょうか？

今回は、そもそも専有面積とは何か、どこの部分を指しているのかを説明した上で、計算の仕方や専有面積に含まれる所・含まれない所についてご説明させていただきます。

専有面積とは「借主が個人で使って良い室内スペース」の事

専有面積とは、賃貸マンションやアパートの借主（賃貸に住む側のみなさん）が、完全に自分だけの場所として利用できる室内の専有部分の床の面積の事を指します。

後ほど詳しくご説明しますが、ベランダやバルコニーなどは含まれません。

専有面積にロフト、バルコニーが含まれない

専有面積にロフトやバルコニーは含まれないんです。

他にも、専有面積として計算しない場所があるので、その理由についても合わせてご説明していきますね。

専有面積に含まれない所1：ロフト

一見、部屋の一部なので専有面積に含まれそうに感じるロフトですが、ロフトは「部屋」ではなく屋根裏収納に近いものなので専有面積には含まれません。

しかし、ロフトのような見た目の場合でも、以下の条件を満たす場合は、ロフトとしては扱われないため、専有面積に含まれます。

・ロフト部分の高さが1.4m以上ある

・ロフト部分の面積が下の階の1/2以上ある

・人が常時利用するようような用途になっている

お部屋探しをしているときには、上記のケースの場合「2階」などと表示されるので、あまり意識しなくてもいいでしょう。

専有面積に含まれない所2：ベランダ・バルコニー・テラス

利用するのは自分だけのベランダやバルコニーですが、こちらも専有面積には含まれません。

この理由としては、法律的にベランダやバルコニーは「共有部分」として扱われているためです。

専有面積に含まれない所3：玄関ポーチ

玄関ポーチとは玄関の外側のスペースの事です。単純に室外のスペースなので専有面積としては計上しません。

専有面積と延床面積の違いは「対象が1部屋か建物全体か」

続いては、誤解されがちな「専有面積」と「延床面積（のべゆかめんせき）」の違いについてご紹介します。

延床面積とは建築物の各階の床面積の合計の面積のことです。

具体的にはマンションの1部屋についてではなく、マンションの1階部分の面積や、戸建て物件の1階の面積のことを記載している事が多いので、賃貸マンションやアパートを探している人にはあまり関係ないかもしれません。

専有面積を畳数や坪数に換算する計算方法

賃貸物件では、専有面積25㎡などと記載されている事が多いと思いますが、目安としてどのくらいの広さなのかイメージしにくいと思いますので、馴染みのある「畳数」や「坪数」に換算する方法をご説明します。

専有面積を「畳数」に変更する計算方法

専有面積から畳数に変更する為には、1畳が何㎡なのかをまず知らなければなりません。

・1畳＝1.62㎡

なので、あとは簡単ですね。専有面積が25㎡のお部屋の場合はこうなります。

25㎡÷1.62㎡＝15.43畳

ただし、専有面積はお風呂場やトイレ・廊下も含めた面積ですので、上記の計算で出した畳数イコール部屋の広さにならない事は理解しておきましょう。

専有面積を「坪数」に変更する方法

畳数と同様になりますが、専有面積から坪数に変更する為には、1坪が何㎡なのかをまず知らなければなりません。

・1坪＝3.31㎡です。

あとは畳数の計算と同様に、専有面積が25㎡のお部屋の場合はこうなります。

・25㎡÷3.31㎡＝7.55坪

賃貸物件の場合、坪で表記することは基本的にありません。もし賃貸を借りる際の計算方法を知りたいのであれば、前者の畳数の計算式だけ覚えておきましょう。1畳=1.62㎡です。

専有面積の計算方法は2通り。「壁芯面積」と「内法面積」の違い

専有面積の計算方法は、2通りあります。それぞれの計測方法についてご紹介いたします。

専有面積の計算方法1：壁芯面積

壁芯面積とは読んで字のごとく、お部屋の壁や柱の幅の中心から内側部分の面積のことを言います。

ですので実際に使える面積よりも柱の厚み分広く算出されてしまいます。

分譲マンションや売買物件のパンフレットやインターネットに発信されている情報は多くがこの方法で計測されているようです。

専有面積の計算方法2：内法面積

内法面積とは、お部屋の壁の内側部分の面積の事を言います。

実際に使える部分の面積ですので、精度としてはこちらの方が高いと言えます。

通常の賃貸マンションやアパートの専有面積についてはこの方法で計測する事が多いようです。

専有面積以外のご質問についても承ります。

賃貸物件を探す時、必ず目にする「専有面積」にですが、どのように計算しているのか、目安を知ることでお部屋探しの際も役立つと思います。

また、賃貸物件は「専有面積」の他にも専門用語が多くて分かりづらいため、エイブルにご相談していただくのがオススメです。

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