電子ピアノならアパートでも弾いて平気？意外と知らない騒音トラブルの原因

初めまして、エイブルAGENTです。先日お客様に「電子ピアノを演奏したいのですが、大丈夫でしょうか？」と質問をうけました。物件によって楽器類の演奏に可不可が存在します。楽器の演奏が不可でも電子ピアノであれば良いのでないか？ヘッドフォンをすれば問題ないのではないか？など色んな疑問があるでしょう。今回は電子ピアノの騒音問題を紹介していきますので参考にしてみてください。


楽器可な賃貸物件の探し方や物件の防音性について気になる方は過去記事もあわせてチェックしましょう！

ピアノ不可のアパートは電子ピアノでも基本的にはNG

ピアノ不可の物件では電子ピアノでも基本的にはNGです。実際にどんな音が騒音トラブルになってしまうのでしょう？

ペダルを踏む音

ペダルを踏む音が騒音のもととなる可能性があります。たとえヘッドフォンを装着していてもペダル音は消すことはできません。壁が薄い場合は小さい音でも繰り返されると騒音トラブルのもとになってしまう場合があります。

鍵盤をはじく音（打鍵音）

鍵盤をはじく音、打鍵音でも騒音になってしまう場合があります。パソコンのキーボードや楽器をはじく音を打鍵音いいます。電子ピアノの演奏ともなれば数百数千回は打鍵音が響くことになるでしょう。さきほども説明した通り、小さい音でも何回も続くことでかなりの迷惑になってしまう可能性があります。

鍵盤から伝わる振動

忘れてはならないのが振動です。賃貸物件、アパートの作りによっては振動が伝わりやすいものもあるのです。鍵盤を叩くたびに細かい振動が伝わると、迷惑行為になってしまいます。いくら防音対策を講じても意味はありません。大家さんに聞いてみて楽器類が不可の場合は必ず相談してから使用しましょう。

賃貸物件で電子ピアノを弾きたい場合は大家さんに相談を

楽器類不可でない賃貸物件だとしても、ピアノを弾きたい場合は必ず相談してから弾くようにしましょう。賃貸物件の契約前に聞いておくのが一番よいでしょう。

賃貸物件で電子ピアノを使う場合

許可が取れれば電子ピアノを使用することは、もちろん大丈夫です。しかし安心してはいけません。電子ピアノを賃貸物件で使用するのには気を付けなければならない点があります。

搬入に気をつける

グランドピアノなどと比べれば大した大きさではない電子ピアノですが、大きさや形状によっては非常に搬入が難しい場合があります。賃貸物件によって「ドアが狭い」「リビングへの入り口が狭い」など特徴がありますので注意しておきましょう。何かあった時のために友人や家族に手伝ってもらい2人以上で運ぶ必要があります。

床を傷つけないよう対策する

電子ピアノはかなりの重さになります。床がへこんだり傷ついたりしないように対策をする必要があるでしょう。緩衝材を敷いたり、見栄えが悪くても気にしない方は段ボールでも問題ありません。必ず対策をしましょう。

冷蔵庫やテレビなどの対象のへこみや傷は、最低限の生活を送るための消耗として判断されます。しかし趣味嗜好の楽器類でできた傷はそうはいきません。アパート退去時に修繕費用を請求されてしまう可能性もあります。

重さに注意する

運ぶときに無理な体勢で運んでしまって腰を壊したり、手から滑り落ちて足に落下させてしまったりしたら病院沙汰になってしまいます。重いものは必ず二人以上で、安全に運びましょう。

防音防振対策を怠らない

完全な防音部屋はよほどのことがなければないでしょう。楽器が可能な部屋であっても防音防振対策は行っておきましょう。具体的には窓を閉め切ったり、ピアノの下に敷いたり、床に付けたりする吸音材もありますので用意するとよいでしょう。

隣り合っていない壁にピアノを設置する

部屋数がある場合は、隣り合っている部屋でピアノを弾かないだけでも大きな効果があります。いくら楽器が可能といっても音が不快なレベルで聞こえてきたら騒音問題に発展してしまいかねません。

賃貸で楽器を弾きたいなら楽器可物件へ

いかがでしたでしょうか？楽器が弾きたい場合は必ず楽器可の物件を契約しましょう。安易な判断で演奏してトラブルになってしまった場合、こちら側に非があるのは間違いありません。

そして例え楽器可物件であっても、防音防振対策が必要です。大家さんも、隣人も、自分も気持ちよく快適な生活が送れるようにしていきましょう。

エイブルでは、楽器可の賃貸物件も数多く取り扱っています。自宅で電子ピアノを演奏したいという方は、ぜひ一度ご相談ください！