更新料なし物件とは。更新料って払わないといけないの?|教えてAGENT

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更新料なし物件とは。更新料って払わないといけないの?

           

支払いに困っている女性のイメージ

こんにちは、エイブルAGENTです。先日、お客様から「更新料を払うのがしんどいです。交渉したらなくなったりしませんか? そもそも更新料がない物件とかもあったのでしょうか・・・」と少し悲しげな様子でご相談を受けました。

 

更新料は家賃によってはかなりの金額になるため、物件を借りている側からすればできれば払いたくないものですよね。そこで今回はこれまで多くの人に賃貸物件を紹介してきたエイブルAGENTが、更新料に対する疑問や交渉について解説します。更新料なしの物件に関してもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

 

その他、賃貸物件の契約期間について知りたい方はこちら

「途中解約できる?賃貸物件の契約期間とは!違約金や更新の仕方についても合わせて確認しよう」

 

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賃貸物件の更新料を払いたくない!

賃貸物件で一人暮らしをしている人にとって、痛い出費となるのが物件の更新料です。一般的に、賃貸物件は契約期間が2年の場合が多く、住み続ける場合は契約を更新する必要があります。その更新の際、家賃とは別に支払うのが更新料です。更新料は通常家賃の1ヶ月~2ヶ月分程度となっており、決して安いとは言えない金額になります。

 

「今住んでいる部屋には住み続けたいけど、更新料はなるべく払いたくない」「更新料なしで契約を更新したい」「そもそも、なぜ払わなくてはいけないのか?」そのように感じている人のために、更新料にまつわるさまざまな疑問にお答えします。

 

地域によって違う徴収率

そもそも更新料とは、法律で明確に定められているものではありません。昔からの慣習として、借主が大家さんに支払うもの、と考えられているのです。

 

また、国土交通省が毎年発表している住宅市場動向調査結果を見ると、更新料の有無には地域差があるということが分かります。平成29年度、賃貸物件において更新料があると答えた人は首都圏で57%、中京圏で17.8%、近畿圏で12.8%でした。金額も地域によって異なり、大阪や兵庫では更新料なしの物件がほとんどのようです。遠方に引越す場合、更新料の扱いの違いに驚く人も多いかと思います。

(参考:平成29年度 住宅市場動向調査報告書

http://www.mlit.go.jp/common/001238783.pdf

 

更新料の支払い拒否は可能?

たまたま自分が住む地域の徴収率が高いからといって、更新料を払わせられるのは納得いかない! と思う人もいるでしょう。では、更新料の支払いを拒否することは可能なのでしょうか?

 

以前、更新料を支払う義務があるのか、無効にはできないのか、裁判で争われたことがあります。平成23年7月の最高裁判所の判決を分かりやすくまとめると、次のような内容になります。

 

「事前に契約書に具体的に更新料のことが記載されていて、家賃や契約期間に対して高すぎなければ支払わなくてはいけない。」

 

つまり、契約の時点で更新料のことも含めて承諾したことになるので、後から拒否することはできない、ということです。賃貸契約をする場合は、更新料の記載の有無をしっかりと確認しておく必要があると言えるでしょう。一方で、契約書に記載がないにも関わらず、更新時に更新料の請求をされた場合は異議を申し立てる価値はあります。

 

更新料は交渉できる!

握手している女性の画像

契約書に更新料について明記されていて、支払う義務があることが分かっていても、どうしてもお金がなくて払えない、という時もあるかと思います。お金を借りるあてもないような時は、大家さんに交渉してみましょう。空き家になってしまうことは大家さんも望まないでしょうし、期日を延長してくれたり減額してくれたりするかもしれません。

 

交渉に応じてくれるかは大家さんによるので上手くいくとは限りませんが、黙って支払わないでいるよりはずっと印象が良いです。大家さんに直接言いづらい場合は管理会社に相談してみるのも一つの方法です。

 

更新料なし物件は存在する

このように更新料は契約書に記載がある限り払う必要があるとはいえ、できれば払いたくないものです。もともと更新料なしの賃貸物件があれば嬉しいですよね。

 

実は、探せば更新料なしの物件も見つけることができます。大家さんにとっては収入になるのに、なぜわざわざ更新料なしという契約にするのでしょうか?

 

入所者が少なくて困っている大家さん

まずありえるのが、物件に入所を希望する人が少なく、大家さんが困っている場合です。先ほども少し触れましたが、大家さんが一番避けたいのは、空室の状態が長く続くことです。更新料なしにして、見込める収入が少し減ったとしても、毎月コンスタントに家賃が入る方にメリットを感じるのです。

 

そのため、駅から遠い・築年数が長いなどの理由で入所希望者が少ない物件は更新料なしという契約にしていることがあります。周囲に更新料ありの物件が多い場合、差をつける意味合いもあるでしょう。

 

そもそも地域的に更新料をとらない

住宅市場動向調査結果から分かるように、更新料の有無自体に地域差があります。もともと習慣として続いているものなので、その地域が更新料を取らないことが一般的であれば、それにならう大家さんが多いです。更新料の徴収率が高い地域で更新料なしにするのはメリットがありますが、反対はデメリットが大きいのです。

 

いい入居者に入ってもらうため

大家さんによっては、いい入居者を厳選したいので更新料なしの契約にするという人もいます。更新料なしの賃貸物件は人気があり、入居を希望する人も増える傾向にあります。その中から信用度の高い人を選び、安心して部屋を貸したいと考えるのです。

 

更新料なし物件のメリット

喜んでいる女性のイメージ

主に大家さんの視点から、更新料なしの物件のメリットを解説しました。では、借りる側にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

長く居住することが決まっている人はお得

入居する段階で、ある程度長い期間住むことが決まっている人にとってはメリットが大きいです。契約を更新するたびに更新料を払っていたら、退去するまでに合計で何十万円も払っていた、ということになりかねません。しばらく引越す予定がない場合は、更新料なしの物件を選んでおいた方が安心して住み続けることができます。

 

総合的に家賃が安くなる

長く住むか分からない人にとっても、実際に住んでみるとあっという間に更新の時期が来てしまうものです。更新料を払いたくないからといって頻繁に引越しをしていたら、何度も敷金礼金や引越し費用がかかってしまいます。原則、住宅を購入するまでは家賃はかかり続けるものなので、更新料なしの物件を選んでおくと総合的に家賃を抑えられると言えます。

 

退去か更新か迷わなくても済む

更新料なしの物件は金銭的負担が少ない上に、精神的な負担も軽減できます。更新時期のたびに退去するか、更新料をはらって住み続けるのか…悩むのは意外とストレスになります。特に不満がなければ気持ちよく更新できますし、もったいないなと思わずにいられるのはメリットが大きいと言えるでしょう。

 

更新料なし物件を探す際は、エイブルにご相談ください!

希望する条件に合っていて、さらに更新料なしの物件に出会いたいと多くの人が思うかと思います。しかし忙しい合間に多くの物件情報をチェックするのは大変な作業です。

 

エイブルなら、お客様の好みに合う物件はもちろん、更新料なしの物件のご紹介も行っています。暮らしや契約にまつわるご相談もお受けしているので、ぜひ一度お気軽にご相談ください!

 

<関連リンク>

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AGENT男性スタッフ・N

引越し好きが昂じて部屋探しスタッフになりました。
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