期間限定だけど、安く住める!? リロケーション物件について解説|教えてAGENT

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期間限定だけど、安く住める!? リロケーション物件について解説

           

839 リロケーション

突然ですがリロケーション物件というものをご存知でしょうか。期間限定ではありますが、グレードの高いマンションや家を相場より安く借りて住むことができる物件です。家の持ち主が貸し出したい期間と入居者が借りたい期間が一致することが必要ですが、条件が合えば間違いなくお得な物件です。

 

この記事ではリロケーション物件の特徴やメリット・デメリットについて初めて聞いた方でもわかりやすく説明しています。

 

リロケーションってなに?

リロケーションとは、日本語で「移転」や「引っ越し」という意味で、家の持ち主が転勤などでその家を離れる間、期間限定で一定期間家を貸し出すような不動産賃貸業務のことをいいます。リロケーション物件では、通常の賃貸物件のように無期限に契約更新できるものではなく、あらかじめ決められた契約期間が終了したら家を借りている人はその家を出ていかないといけません。そのためリロケーション物件の多くでは通常のものよりも家賃が安く設定されています。

 

定期借家契約の成り立ち

リロケーション物件の契約方法は定期借家契約(定期建物賃貸借)といい、日本では平成12年(2000年)から施行された新しい不動産賃貸借契約の形式です。

 

昔はそもそも定期借家という概念がなく、普通借家しかありませんでした。今でこそ様々なサービスで迅速に次の家が見つかるようになりましたが、昔は家を変えるというのは想像以上の負担だったのです。そのため当時は借主を守る側にウェイトが置かれる「借地借家法」が、それまでの普通賃貸借契約における根拠法となりました。「家を借りている人が追い出され、住むところがなくなる」ということがないように、「大きな理由がなければ貸主が借主に退去を求めることができず、借主が望む限りは契約更新を続け、家を貸し続けないといけない」という法律となっていたのです。

 

しかし時代は流れ、やがて貸主への不利が大きすぎる法律と認識されるようになりました。前述の借地借家法が原因で土地の活用や売却に自由がなくなってしまったのです。そのため今度は貸主を守るために「定期借家契約」が作られた、という流れになります。

 

法整備後の定期借家契約

貸主としては、持ち家について自分が転勤で離れる間だけ貸し出し、戻ってきた折にはまた持ち家に住みたいというニーズがありましたが、普通賃貸借契約は借主保護の性質が強いため、なかなか貸主が望むような家の貸し方ができませんでした。そこで貸主と借主の合意のもと家を貸し出す期間を限定した賃貸借契約ができるよう新たな法整備を行ったのです。このようにしてできた不動産賃貸借契約の仕方を定期借家契約といいます。

 

今でも普通賃貸借契約は一般的な不動産賃貸借契約方法ですが、法整備によりリロケーションのニーズも段々と高まりつつあります。

 

リロケーションのメリット

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比較的安い

リロケーション物件は限定された一定期間のみ家を借りることができる賃貸契約のため、入居希望者が集まりやすいように家賃を安く設定していることが多いです。そのため、入居希望者の家を借りたい期間が貸主の貸したい期間と一致すれば、安く家を借りることができるお得な物件であるといえます。リロケーション物件は相場より約1~3割ほど安く貸し出されているようです。

 

グレードの高い家に住める

マイホームの建築やマンションの購入を検討している方にとっては、他の方が建てた、もしくは購入した家に実際に住んでみて家づくりの勉強をするチャンスです。期間限定でグレードの高い家に住んでみて、じっくりと学ぶことがでます。

 

契約期間中は更新料が発生しない

普通賃貸借契約では契約期間が2年間で設定されることが多く、その場合は2年ごとに更新料が発生します。一方でリロケーションは契約更新がないことが前提とされた契約ですので、更新料が発生しません。もし仮に5年間の契約であっても、普通借家契約のような2年毎の契約更新が必要ないのです。

 

リロケーションのデメリット

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契約期間が決まっている

賃貸借期間が限定された契約であるということがリロケーションの最大の特徴であり、このため家賃は相場よりも安く設定されていますが、契約期間が終了すると借主は退去しないといけないので、この点では契約期間が決まっていることは借主のデメリットとなります。契約期間が終わっても、貸主と借主の合意により新規で再契約されれば、借主は引き続き住み続けることができます。

 

途中で解約しづらい

リロケーション物件では貸主の合意がなければ借主の側から中途解約することができず、中途解約する場合には違約金が発生します。ただし、法律では、延べ床面積が200㎡未満の居住用建物では転勤や介護など、やむを得ない事情がある場合は解約できると規定されています。

 

入居時の審査が厳しい

貸主がいずれ戻る前提で貸し出すことが多いので、入居については厳しい条件を付けられることが多いようです。主にペット飼育の禁止についての条件が付くことが多いです。また、支払い能力や転居理由の審査をされることが多いようです。

 

リロケーション物件はこんな人にオススメ!

安い金額でグレードの高い家に住みたい人

リロケーション物件は賃貸できる期間が限定されていますが、そのため多くの場合家賃が安く設定されています。また基本的に貸主が自分が住むために建てたり、購入したりしたものですので、もともと賃貸用に建てられた物件に比べて防犯システムやシステムキッチンなどの設備のグレードが高くなっているところも多いのです。

 

また、相場よりもお得に住むことのできる賃貸物件を紹介している記事も掲載していますので、合わせてご覧ください。

「分譲賃貸とはどういうものですか?メリットやデメリットを解説」

https://offer.able.co.jp/oshieteagent/room/condominium-for-rent/

「ゼロゼロ物件はお得なの?メリット・デメリットと物件探しの注意点を教えて!」

https://offer.able.co.jp/oshieteagent/room/zero-zero-property/

 

リロケーション物件を探している方はエイブルへ!

まだまだ珍しいリロケーション物件ですが、条件が合えばグレードの高い家にお得な家賃で住むことができます。リロケーション物件を探している方はお気軽にエイブルへご相談ください!

<関連リンク>
分譲賃貸とはどういうものですか?メリットやデメリットを解説
ゼロゼロ物件はお得なの?メリット・デメリットと物件探しの注意点を教えて!


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