メゾネット物件とはなんですか?特徴やメリット・デメリットを解説|教えてAGENT

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メゾネット物件とはなんですか?特徴やメリット・デメリットを解説

           

メゾネットとは

賃貸物件を探しているときによく目をする「メゾネット」。なんとなくこんな感じかなとイメージはできても、詳しくはどんなタイプの物件なのか分からない方も多いのではないでしょうか。ロフトタイプと間違われやすいですが、メゾネットの特徴はファミリーにピッタリの間取りになっているという点です。今回は、子供がいる家庭や生活空間を分けて過ごしたい方におすすめのメゾネット物件について詳しく解説していきます。

メゾネット物件とは

メゾネット物件の種類

一般的にメゾネットと呼ばれるタイプの賃貸は、集合住宅でありながら上下に部屋を重ねたような造りになっているのが特徴的です。例えば10階建ての賃貸マンションだと、3階と4階の部屋の中が階段でつながっているタイプなどです。ほかに「3階と4階の半分」でひとつの物件、「残りの4階の半分と5階」でまた別の物件のように、1.5階分で1物件となるタイプも存在します。1物件が半分になるため、よくある、2階分が使える物件より面積はその分狭くなってしまうこともあります。

また、一戸建て住宅を縦半分に分けて、それぞれの部屋に階段を設けているタイプもメゾネット表記されますが、テラスハウスと似た住宅の形であることから、定義が物件によって様々です。

テラスハウスとは2階建てもしくは3階建ての長屋のようなものです。簡単にいうと、一戸建て物件が壁を隔てて連なっている物件ですね。

メゾネット物件の一般的な間取り

メゾネットがフランス語で「小さな家」という意味であることから、「賃貸マンションの中に2階がある戸建て住宅が入っている」とイメージすると分かりやすいでしょう。ワンフロアタイプの住居が2つ上下重なっており、どちらも部屋扱いになるので高さや窓の設置に制限がなく、開放的な空間になっています。

同じような形状のロフトタイプとの違いが分かりにくいですが、ロフトの2階部分は屋根裏のような位置づけになっています。ロフトの面積は募集の際の専有面積には含まれず、部屋として扱われていません。

メゾネット物件のメリット

耐震性・耐火性

賃貸マンションのメゾネットになると、建築工法の中でも優れた耐震性を持つ2×4工法で造られています。部屋の構造が6面一体となっているため、突然の地震にもそれぞれの面で揺れを受け止めて、しっかり耐えることができます。地震の多い日本では、こうした住居の構造も気にかけると良いでしょう。

また鉄筋コンクリートを使用しているところが多いことから、木造に比べると火のまわりが遅く、高温にも耐えられるというメリットがあります。

通気性・日当たり

吹き抜けのある間取りのメゾネットでは、上階から陽が入ってくるため、昼間でも電気を点けることなく明るい部屋で生活できます。2階にはバルコニーが設けてあり、窓から風が部屋全体に行き渡りやすくなっているので、換気も充分可能です。

防音性

鉄筋コンクリートを使用したマンションだと耐火性に優れているほか、木造よりも音漏れを防ぐことができます。特に子供のいる家庭ではフラットタイプの賃貸は心配です。2階以上で生活すると、子供の走る音がダイレクトに下の階に響くので、迷惑をかける恐れがあります。実際騒音トラブルは多いので、物件を選ぶ際に防音性は重要でしょう。

一方、メゾネット物件は、住戸が2階建てのようになっているため、子供部屋を上階に設ければ下の階に足音が響くことがほとんどありません。

メゾネット物件のデメリット

有効面積

メゾネット物件はフラットタイプの賃貸と違い内階段が必須ですので、同じ面積の物件と比べると、その分部屋として使用できる有効面積が少なくなってしまいます。しかし階下を収納スペースにして、その分リビングを広く使うように工夫すると生活しやすくなるでしょう。

バリアフリー性

内階段があることで生活空間が分けられるメリットがある反面、上り下りは必ず必要になってしまいます。メゾネット物件は1階にキッチンやお風呂、トイレなどの水回りがあり、2階は居間になっているタイプが基本です。まれにトイレまたはお風呂が2階に設けてあるタイプもありますが、どちらにしてもワンフロアだけで生活するのは難しくなります。ですからお年寄りのいる家庭や小さい子供がいる家庭では不便に感じてしまうでしょう。家族構成や生活スタイルによっては、メゾネットタイプが合わない方もいるので注意してください。

家事動線

主婦の方は、特に家事同線が気になるのではないでしょうか。毎日の洗濯や掃除はなるべく負担がないほうが良いですが、メゾネット物件の場合はそこが難点。お風呂場が1階にあると、洗濯機も必然的に同じ場所に設置することになりますが、物干しスペースであるバルコニーが2階にあるため、重たい洗濯物を持って上がらなくてはいけません。また階段があることで掃除をする際は、掃除機を上げ下げする必要が出てきます。

メゾネット物件の家賃相場について

メゾネット物件の家賃相場

東京都23区(新宿区・都営大江戸線)にある賃貸マンションの例を見てみましょう。

※出典:CHINTAIネット(2018年5月22日現在)

間取り築年数面積家賃
1LDK17年45.92㎡10.7万円
2LDK新築52.33㎡16万円

メゾネット物件は、ある程度築年数が経過していると、家賃相場は約9万~10万円ほどになります。比較的新しい物件やデザイナーズマンションの種類によっては、これより数万円ほど割高になることもあります。

一般賃貸物件の家賃相場

上記のメゾネット物件と同じ条件の一般賃貸物件であればどうでしょうか。

※出典:CHINTAIネット(2018年5月22日現在)

間取り築年数面積家賃
1LDK13年31.50㎡10.6万円
2LDK新築51.77㎡15.8万円

フラットタイプの一般賃貸物件もメゾネット物件と同様に、築年数やタイプなどによって家賃に差が出る場合があります。

似たような間取りと面積で比較すると、メゾネットと一般賃貸ではどちらも家賃に大きな差があるわけではないですね。メゾネットは戸建住宅のイメージが強いため、家賃が高いのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的な賃貸物件とさほど変わらないでしょう。

まとめ

様々な種類と魅力的な空間のイメージがあるメゾネット物件。戸建てに住んでみたい方や、お子さんのいる家庭ではメゾネット物件はおすすめです。しかしメリットがある反面、実際住んでみたら逆に生活しにくかったと感じる方もいるでしょう。メゾネット物件の特徴とあなたのライフスタイルを充分考慮したうえで、検討してみてください。エイブルでは、メゾネット物件をはじめ、ご要望に合った物件探しのお手伝いをさせていただきます。

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