一人暮らしの生活費について教えて！ 初期費用や固定費の内訳・節約について解説します。

           

一人暮らしにかかる生活費をシミュレーション

以上、一人暮らしをする上での大まかな出費についてご説明しました。では、これらの費用を基に1ヵ月にかかる生活費をシミュレーションしてみましょう。上記の平均額を合算すると以下のようになります。

 

家賃	65,000円
食費	40,000円
水道光熱費	10,700円
通信費	6,600円
交際費	16,000円
趣味代	個人差あり
その他	10,000円
合計	148,300円

 

1ヵ月で約19万円の出費が発生することになります。もちろんこの数値はあくまで平均ですので、人によっては家賃が安かったり、スマホをよく使う人は通信費が高くついたりするでしょう。

ちなみに一人暮らしをする機会の多い20代～30歳前半の平均給与は約350万円です。85%を手取りとすると約300万円、1ヵ月につき24万円の収入計算になります。したがって、このシミュレーションでの1ヵ月の生活費を差し引くと5万円が手元に残ることになります。

生活費を抑えるコツ

シミュレーションでは月々5万円が手元に残る計算となりましたが、急な出費や将来のことを考えればもう少しお金を残しておきたいと思う方も多いでしょう。そこで項目ごとに出費を抑えるコツをご紹介したいと思います。

 

食費を抑えるコツ

食費を抑える最も効果的な方法はなるべく自炊することです。外食はかなり低く見積もっても1回で500円はかかるでしょう。一方、自炊であれば1食につき300円程度に抑えることが可能です。つまり一食で最低でも200円減らすことができます。

 

水道光熱費を抑えるコツ

賃貸物件に住んでいる場合、水道光熱費を根本から抑えるのはなかなか難しいというのが正直なところです。契約先や料金プランの選定は管理人が行っているためです。しかし、その中でも細かな工夫や心がけによって出費を抑えることは可能です。

 

水道代	・お風呂をなるべく控え、シャワーで済ませる ・使わない時は蛇口を閉じる！を意識する ・節水ノズルを使用する
電気代	・使わない場所は電気を消す ・使用しない器具はコンセントを抜く ・照明をLEDに変える
ガス代	・料金の安い都市ガスを使っている物件を選ぶ ・お風呂の追い炊きを控える ・シャワーの使用時間を短縮する

 

基本的には、必要以上に使用しないという心がけが大切です。しかしプロパンガスは都市ガスの2倍近い料金がかかりますので、ガス代についてはどんなに工夫してもこの時点で費用に差が出ます。

自分だけ変えることはできませんので、物件を選ぶ際にどちらを扱っているか確認しておくと良いでしょう。

 

通信費を抑えるコツ

多くの場合、通信費の大半を占めるのは携帯電話の料金で、コントロールしやすいのもこの項目です。現在の料金プランを見直す、あるいは大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで大幅な料金の削減を行うことができます。

通信速度に差が出ることがあるものの、費用の面を考えれば大きな違いがあることがわかります。

 

交際費を抑えるコツ

交際費を抑えるコツは、あらかじめ予算を決めてしまうことです。友人や職場の同僚とのコミュニケーションは大切ですので必要な出費と考えてつい財布の紐が緩んでしまいがちですが、それでは出費を抑えることはできません。

最初に月ごとの予算を決めてしまい、その範囲内で本当に必要な付き合いだけに出費を絞ることが大切です。

 

飲み会を例とすると一回の平均金額が3,000円程度とされていますので、一度控えるだけでそれだけ支出を減らすことができるのです。

 

次のページでは、費用を節約するためのコツ、残り2つを紹介します！ 二つとも役にたつこと間違いなしなので、ぜひご覧ください。

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