賃貸の原状回復って?ルールや定義、どこまでの責任を入居者が持つのか具体例で解説|教えてAGENT

  • エイブルTOP
  • 教えてAGENT
  • 賃貸の原状回復って?ルールや定義、どこまでの責任を入居者が持つのか具体例で解説
  • 0
  • 0
  • 0

賃貸の原状回復って?ルールや定義、どこまでの責任を入居者が持つのか具体例で解説

           

引越しの掃除をしている様子

こんにちは、エイブルAGENTです。先日お客様から「原状回復費用はどの程度かかるものなのでしょうか?」とLINEで質問を受けました。

 

確かに原状回復というのは、賃貸においてトラブルにつながるケースが多いポイントです。退去時に高額な費用が掛かってしまった、という話を聞いたことがある人も少なくないでしょう。ちなみに賃貸物件における原状回復というのは明確な定義があります。今回は原状回復の定義やトラブルにならないための事前策、対処法を紹介してきます。

 

初めて一人暮らしをされる方にはこちら

「初の一人暮らしなのですが、住みやすい場所を教えて下さい。」

 

原状回復についてもっと詳しく知りたいという方はこちら

「原状回復について教えてください。定義やトラブル回避ポイントって?」

 

賃貸物件における「原状回復」とは?

原状回復と聞くと、全てを元の状態に戻すような響きですが、賃貸物件においてはどうなのでしょうか? 一つ一つ確認していきましょう。

 

部屋を元の状態に戻すのではなく、故意・過失による劣化を回復させること

賃貸物件での原状回復とは「故意・過失」による劣化を回復させることを意味します。なので、通常の生活で使用していて劣化してしまうものは原状回復の義務がありません。例えば冷蔵庫や洗濯機を置くことで出来る軽い窪みや、ちょっとした床や壁の黒ずみ程度は問題ないのです。

 

賃貸借契約終了後、原状回復して部屋を明け渡す必要が、契約で規定されている

原状回復は賃貸契約で規定されているので、必ず原状回復してから部屋を明け渡す必要があります。原状回復の義務が借主に無いと、原状回復せずに部屋が明け渡され、大家さんの負担が大きくなってしまうためです。例えば喫煙を行って壁紙がヤニで黒ずんでしまい全張り替えになってしまえば、大家さんに非はないのに大きな費用が掛かる事になってしまいます。原状回復の義務がある事で、入居者のマナーが守れるのです。

 

貸主が原状回復に必要となる費用は、敷金から引かれることが一般的

初めて賃貸契約の解約を行い、退去される方は、原状回復の費用がどの程度かかるか不安になってしまうかもしれません。しかし原状回復費の多くは敷金から補填されます。敷金で足りない分は追加請求となりますが、普通に生活していれば敷金で足りることがほとんどでしょう。

 

賃貸物件の原状回復、どこまでが入居者負担?責任範囲は?

原状回復は故意や過失による損耗や毀損が対象です。実際にはどのようなケースがあるのか見ていきましょう。

 

手入れを怠ったり、不注意によって発生したものは、借主負担

故意や過失と説明しましたが、手入れを怠って発生したものも原状回復の対象となります。例えば風呂場やトイレなどの水垢やカビなどです。また掃除不足によるカビや腐敗なども対象になります。

 

もちろん気持ちよく生活をするために日常的に掃除をしていれば問題ありません。しかし長いこと放置している場所があるのであれば注意が必要です。

 

飲みこぼし等の手入れ不足による床やカーペットのシミ

床やカーペットのシミも原状回復の対象になります。コーヒーやカレーなどの落ちにくいものは、すぐに対応して落としてしまわなければシミが残ってしまいます。クリーニング費用となると高額ですので、シミが残らないようにしましょう。飲食はこぼしてしまっても影響の少ない場所で行うクセを付けておくと安心です。

 

カビや油汚れを放置しすぎて変色してしまった箇所

掃除が面倒でカビや油汚れを放置してしまうと、時間経過で変色してしまいます。こちらも過失に当たりますので注意しましょう。「料理したらこまめに掃除をする」、「湿気が多いところはこまめに換気する」、こういったほんの少しの手間で、原状回復費用は大きく変わります。

 

ペットが壊したり傷つけたりした箇所

一緒に暮らすペットのイメージ

ペットのひっかき傷や内装の毀損も原状回復の対象です。ペット可能物件かどうかは関係がありませんので、キチンと管理して飼いましょう。

 

子供の落書きが残る壁紙や床

よくあるのが子供のいたずらで落書きが残ってしまうことです。油性ペンで書かれてしまうと非常に落ちにくいので注意が必要です。床や壁紙の回復費用は高額になりますので、普段から言い聞かせておくか、「書かれてもすぐに落とせるペンしか置かない」などの対策をしておきましょう。

 

家具の設置跡やへこみ、壁紙の変色、僅かなピンの穴など、普通に住むことで発生するものは貸主負担

前述の通り、家具の設置によるヘコミや日差しによる壁紙の変色などは、普通の生活を送る上でどうしても出来てしまうものです。そのため、これらの毀損は原状回復の対象にはなりません。

 

あくまで故意や過失によるものだけですので、そこまで神経質になる必要もないですが、出来る限りのメンテナンスや気遣いをして、自分も大家さんも気持ちよく契約を終えられるようにしたいですね。

 

原状回復の定義と、負担すべき責任範囲を知って、賃貸契約解約時のトラブルを防ごう

仲介業者に相談して下さいのイメージ

新しい生活を始めるのにも様々な費用が掛かります。そのため退去時の原状回復費はなるべく抑えたいものですよね。日頃から物件や設備を大切に使用することを心掛けましょう。

 

エイブルでは、今回の原状回復のような賃貸における契約の疑問にいつでもお答えします。気持ちよく物件探しをしてほしいので、ご不明な点があればいつでもお気軽にご相談ください!

 

<関連リンク>

「初の一人暮らしなのですが、住みやすい場所を教えて下さい。」

「原状回復について教えてください。定義やトラブル回避ポイントって?」


【エイっと検索で部屋探し】

賃貸物件をお探しの方はこちら
 

エイブルでお部屋探し!

 
AGENT男性スタッフ・S

趣味はランニングとAppleの買い物。ランニング中に新しい街や物件を見るのが好きですね。

 
賃貸の原状回復って?ルールや定義、どこまでの責任を入居者が持つのか具体例で解説
         

エイブルAGENTの人気記事14

エイブルAGENTの人気記事14

 

教えてAGENTオススメ記事15

教えてAGENTオススメ記事15

エイブルAGENT

エイブルAGENT

過去の賃貸に関する疑問

過去の賃貸に関する疑問

カテゴリ

カテゴリ

人気のキーワード一覧

人気のキーワード一覧