一人暮らしを始める前にすることって？準備や手続きの種類を教えて！

           

一人暮らしを始めるには、物件探しの他にも様々な準備や手続きが必要です。しかし初めてのことですから、どのような書類が必要なのか、住所変更が必要な手続きとは何か、わからない方も多いと思います。そこで、入居審査や不動産会社との契約時に必要な書類、転出・転入届の手続きから、意外と忘れがちな運転免許・保険・銀行・携帯電話・クレジットカードやポイントカードの住所変更など、一人暮らしを始める時に必要な準備や手続きをまとめました。

申し込み、入居審査に必要な書類を手配する

希望する物件が見つかったら、出来るだけ早く契約や準備をしたいもの。必要書類は会社や物件によって異なりますが、通常必要とされるものをまとめました。

契約者本人の収入証明

入居審査とは、借り主さんがきちんと家賃を払って行けるかどうかを判断するものなので、源泉徴収票が必要となります。申し込みの時点で必要な場合もありますので、不動産会社へ確認をしましょう。

源泉徴収票をなくした場合は再発行を

源泉徴収票をなくしてしまった場合、再発行してもらうのが一番良いのですが、他にも３ヶ月分の給料明細書や課税証明書で代用できる場合もあります。また自営業の方や個人事業主の方は、受領印が押された確定申告控えが必要となります。

住民票

現在お住まいの市役所で手に入ります。一人暮らしの場合、本人の住所・氏名の記載があるもの、マイナンバーの記載がないものを用意します。

連帯保証人の収入証明（源泉徴収票など）、承諾書、印鑑証明書

病気や失業で家賃が滞るなど、万一の場合に備えて連帯保証人が必要となります。一般的には、両親・兄弟などの親族に依頼します。連帯保証人が決まったら承諾書に署名・捺印してもらい、連帯保証人の収入証明・印鑑証明書、場合によっては連帯保証人の住民票が求められます。

転出届

1年以上継続して生活拠点が移る場合、住民票の移動が必要になります。転出届・転入届を提出しないと、新しく住む地域での行政サービスが受けられない、運転免許の更新手続き・選挙・パスポートの取得が必要な時に、住民票のある地域で手続きしなければならない、などの不便が生じます。また、同じ市区町村内で一人暮らしを始める場合は、転出届ではなく「転居届」が必要となります。

転出届の手配の仕方

転出届は引越し日の2週間前から手続きすることができます。転出届の手続きをすると「転出証明書」が発行されます。委任状があれば、代理人でも手続きすることができますし、日にちに余裕があれば郵送でも手続き可能です。転出証明書は転入先での手続きに必要となりますので、大切に保管しましょう。

転出届の手続きはどこでやるの？

現在お住まいの市区町村の役場で手続きをします。

転出届の手続きに必要な持ち物は？

運転免許所・パスポートなど、顔写真付きの本人確認書類を準備しておきましょう。他には印鑑・新住所がわかるようなメモが必要です。

転出届の手続きってどうやるの？

現在お住まいの市区町村の役場にて「住民異動届」に、異動日・新住所・旧住所・本籍（筆頭者）などを記入し、提出します。本人確認書類を提示し、問題なければ転出証明書を受け取ります。

転入届の手配の仕方

転入届は引越し日より14日以内に手続きをします。転入届は、転出届のように郵送では手続きできない地域も多いので、早めに予定を立てて準備しておきましょう。また、引越し後に住民票が必要となる手続きもありますので、住民票の交付もしておくと便利です。

転入届の手続きってどこでするの？

新住所の市区町村の役場で手続きをします。

転入届の手続きに必要な持ち物は？

運転免許所・健康保険所などの本人確認書類・印鑑・旧住所の転出証明書が必要です。

転入届の手続きってどうやるの？

新住所の管轄の市区町村役場にて「住民異動届」に、異動日・新住所・旧住所・本籍（筆頭者）などを記入し、提出します。本人確認書類を提示し、問題なければ終了です。

その他、時間のあるときに準備しておくこと

一人暮らしを快適に始めるために、必要な手続きをまとめました。新しい生活は何かと慌ただしく、ついつい忘れがちな手続きもありますので、時間のある時に進めておくと良いでしょう。

運転免許の更新

運転免許証の住所変更をしなくても、運転免許証の効力はなくなりません。特に罰則があるわけではありませんが、違反や事故を起こした時に住所が違うと印象も悪いので、出来るだけ早めに変更しておきましょう。新住所の管轄の警察署か運転免許センターにて、住民票・新住所へ届いたハガキなど、新住所を確認できる書類と認印を準備し、手続きをすることができます。

ネットのプロバイダに連絡

新住所が、今と同じ回線業者とプロバイダの対応しているエリアかどうか、確認しましょう。もし新住所が対応エリア外でしたら、解約手続きをしなければなりません。これを機に、新たに使いやすい回線業者とプロバイダを検討してみるのも良いかもしれません。

自転車、バイク、車の登録変更

車の住所変更は、厳密には新住所へ移動してから15日以内に行うように決められています。現住所と新住所の陸運局の管轄が違う場合は、ナンバーも変更になります。車の住所変更に必要な書類は、普通車・軽自動車によって違い、共に新住所管轄の陸運局で手続きします。代理人が手続きすることもできますので、その場合委任状を用意しましょう。

また、バイクに関しても新住所管轄の陸運局で手続きしますが、排気量によって用意する書類が違うので、管轄の陸運局で確認してください。

クレジットカードの登録住所変更

クレジットカードの登録住所穂変更も、出来るだけ早めに行いましょう。一人暮らしを始める際、念のため郵便局へ転送届を出しておけば1年間は転送していただけるので、カード会社からの連絡は受け取れます。しかし、カードの更新などで新しく送られてきたカードについては、住所変更をしておかなければ受け取ることができません。注意しましょう。

定期の新規購入、または変更

定期券の期間中での区間変更はできません。しかし使用中の定期券を、利用開始日から払い戻しを行う日までの期間を計算し、払い戻しをすることができます。払い戻しをされる日数の計算方法は路線によって違いますので、駅員さんに確認しましょう。

通販、オークションサイトの住所変更

通販で購入した商品は、郵便局へ転送届を出しておけば、郵便物として配達されるものに関しては転送されます。しかし宅配便を利用している場合は、登録サイトの住所変更がされていなければ配達されません。注文前に住所変更を忘れていないか確認しましょう。

保険の登録住所変更

会社に所属していれば、保険の住所変更は会社へ伝えれば大丈夫です。国民健康保険の場合、お住まいの市区町村の役場で資格喪失手続きをし、新住所の市区町村役場で加入手続きが必要です。同じ市区町村内での転居に対しても、住所変更は必要です。

銀行の登録住所変更

銀行口座の住所変更も、しないからと言ってすぐに口座が使えなくなるわけではありませんが、銀行からの転送不要郵便物が返送された場合、一部のサービスが利用できなくなる可能性があります。また、ATMでの出金限度額を超えての出金が必要となる場合、取引時確認として住所確認が必要となります。忘れないうちに手続きしておきましょう。

携帯電話の登録住所変更

携帯電話会社へ登録している住所の変更をしないと、請求書が正しく届かないばかりか、場合によっては利用を停止されてしまう恐れがあります。住所変更は携帯電話会社のホームページやお電話、最寄りの携帯電話店舗にて手続きすることができます。

ポイントカードの登録住所変更

全国に支店のある店舗のポイントカードは、新住所でも使う可能性がありますので、最寄りの店舗で住所変更をしておきましょう。地域の店舗のポイントカードで、新住所近郊に支店がないのであれば、現在溜まっているポイントを利用してしまうか、何かに還元できるのか問合せてみましょう。

どんな手続きがあるのかわからない場合はご相談ください！

はじめての一人暮らしですから、どのような手続きや準備が必要なのかわからず、また何から始めたらよいのか戸惑う方も多いと思います。しかも新しい生活の中、つい忘れてしまうものもあることでしょう。急を要さない手続きや準備もありますが、時間をみつけて少しずつすることで、後々の生活が楽になります。気が付いたら準備を進め、楽しい一人暮らしを実現させましょう。

エイブルでは、はじめて一人暮らしをする方の疑問にもお答えしています。お気軽にご相談ください。

＜関連リンク＞
引越しの準備に必要なことを教えてください。効率よく行うポイントを説明
引越しの手続きについて教えてください。時期別やるべきことリスト

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