賃貸物件の連帯保証人は友人に頼めますか?条件や友達に頼むリスクを教えて!|教えてAGENT

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賃貸物件の連帯保証人は友人に頼めますか?条件や友達に頼むリスクを教えて!

           

賃貸物件の連帯保証人は友人に頼めますか?条件や友達に頼むリスクを教えて!

賃貸物件の契約において、必要となるのが連帯保証人です。日本では連帯保証人を立てないと物件を借りることは難しいです。親族に頼むケースが多いと思いますが、場合によっては友人に頼みたいという場合もあるでしょう。では、連帯保証人として友人を頼むことができるのでしょうか?また、依頼することでリスクは発生するのでしょうか? 今回は連帯保証人について解説します。

そもそもなぜ保証人が必要なのか?

 そもそも保証人とは?

保証人とは、民法上では保証債務を負う人を指します。保証人は主債務者が返済できなくなった場合に、代わりに返済する義務を負います。

保証人の抗弁権って?

保証人には3つの権利が認められています。「催告の抗弁権」「検索の抗弁権」「分別の利益」というものです。

催告の抗弁権保証人が大家さんや不動産会社から返済を求められた際に、支払いの拒否を主張することができる権利

催告の抗弁権保証人が大家さんや不動産会社から返済を求められた際に先に本人に債告し、支払いの拒否を主張することができる権利
検索の抗弁権保証人が大家さんや不動産会社から返済を求められた際に、賃貸契約を結んだ本人に支払いできる余力があることを証明し、支払い拒否を主張することができる権利
分別の利益保証人が何人かいる場合に、借金の額をその人数で割った額のみ支払いの義務が発生こと

保証人と連帯保証人の違いとは?

ここまで説明してきた「保証人」と、今回取り上げる「連帯保証人」は、一緒ではありません。基本的に両者ともに主債務者が返済できなくなった時に返済する義務を負うという点は一緒ですが、連帯保証人の方がより重い責任が課せられているのが特徴です。

主な違いとしては、上記の抗弁権の有無です。

  • 返済を保証人・連帯保証人に求められた場合、連帯保証人の場合は拒否することができません
  • 主債務者が返済できるのに返済を拒否した場合、保証人であれば主債務者が返済できるということを理由として、主債務者の財産に強制執行をするように主張することができます。連帯保証人にはこのような権利はなく、主債務者に支払うだけの力があっても代理で返済しなければなりません
  • 保証人が複数いる場合、保証人はその頭数で割った金額のみを返済すればよいルールとなっています。しかし連帯保証人は、すべての人が全額を返済しなければなりません

このように抗弁権がない分、連帯保証人は保証人に比べ厳しい制約が課せられるのです。それだけに信憑性という点で連帯保証人の方が好まれる側面もあります。

賃貸契約時に何故連帯保証人が必要なのか?

では、なぜ賃貸契約時に連帯保証人を立てなければならないのでしょうか?その主な理由としては、大家さんの保護が目的です。例えば家賃を滞納されてしまった場合、大家さんがどこに滞納分の家賃を請求すればよいのか困ってしまいます。こういったトラブルが起きた際に連帯保証人を立てておけばリカバリーすることが可能になるのです。

連帯保証人になるための基準

定期的収入がある

不測の事態で連帯保証人に支払い請求がまわってきた際、支払う能力がなければ保証が成立しないため、連帯保証人には定期的な収入が求められます。

連絡が取れるところに住んでいる

連帯保証人は、形だけの制度ではなく実際にトラブルが発生した場合、常に連絡がとれる状態でなければなりません。例えば連帯保証人が海外に住んでいるとなると、解決をするまでに時間と費用がかかります。そのため基本的に連帯保証人は近くに住んでいることが望まれます。

賃貸の連帯保証人は友人に頼める?

では、本題である友人に連帯保証人を依頼することができるのでしょうか? これは、大家さんや不動産会社の考え方次第という側面があります。親族以外は連帯保証人として認めないと定めている大家さんや不動産会社もありますし、安定した収入があり、常に連絡が取ることができれば、友人でも連帯保証人として認める場合もあるため、確認してみましょう。

連帯保証人が契約時に必要な書類

連帯保証人には賃貸契約書の連帯保証人の欄や、承諾書に署名・捺印をしてもらう必要連があります。また、連帯保証人になるために「住民票」と「印鑑証明書」等が必要になる場合もありますので、あらかじめ連帯保証人となる人に伝えておきましょう。

連帯保証人になった場合に起こりうる問題

友人が家賃を払わない

友人が家賃を滞納した場合、滞納分の家賃を支払わなければならないという義務が連帯保証人にあります。友人に支払い能力がない場合、大家さんや不動産会社は連帯保証人に滞納賃料の支払いを求めることができるため、請求があった場合、自らが家賃の滞納金を支払わなければなりません。

友人が自己破産した場合

友人が家賃を払えない、借金があるなどの理由で自己破産をしてしまった場合、その債務がすべて連帯保証人にのしかかることになります。金額が多額の場合は、自身も自己破産をせざるを得ない可能性もありますので、十分に気を付ける必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?賃貸における連帯保証人としても、やはり高い責任感が要求されます。自分が頼む場合でも、友人の連帯保証人になる場合も、吟味を重ねて決断するようにしてくださいね。他にも賃貸に関するご不明点がありましたら、お気軽にエイブルにお問合せください。

<関連リンク>
賃貸契約に保証人は必要ですか?概要やいない場合の対策を解説
賃貸保証会社とはなんですか?メリット・デメリットや審査についても説明
自分の家賃に合った収入の割合を教えてください。目安などを説明


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